以前にもお伝えしたが、Rememberアプリを制作した3人組のチームは、その開発より以前に実はSquareCrumbsというアプリを開発していた。SquareCrumbsはHTML5モバイルアプリで、教師と生徒の野外学習を支援するものである。
同モバイル学習アプリは生徒に双方向的な学習経験を提供することを目指し、野外学習中に両者がリアルタイムでコミュニケーションできるようにしている。
さらに、生徒はマルチメディアや位置情報要素を組み込むことも可能で、これによってただペンと紙の走り書きだけでなく、視覚的ならびに聴覚的要素を加えることもできる。教師はもはや、教室に戻ってから生徒のフィードバックを集めるといった伝統的なやり方に限定されることはない。
おまけに、SquareCrumbsはウェブベースのアプリであるため、ユーザがアプリにいつ、どこで、どんな機器からでもアクセスできるということを意味している。
SquareCrumbsのチームはとても教育熱心で、テクノロジーを通して今までの学習方法に革新を起こしたいとしている。生徒たちの学習理解支援を目標にこれまで1,000以上のユーザにサービスを提供し、シンガポール国内のいくつかの中学校とも提携している。
このシンガポール拠点のスタートアップは、シンガポールのような多額の資金が教育に投入される国の学校から利用料をもらうことで収益を得ている。野外学習ごとにプラットフォームを使い、3ヶ月間のデータ保持期間がつく。現時点では投資家による支援を受けずに運営されている。
SquareCrumbの将来の計画について、共同設立者Chua Ruiwen氏は語る。
「ユーザをプラットフォームのあちこちに閉じ込めるソリューションと比較すると、SquareCrumbsはクロス・プラットフォーム戦略で生徒と先生の両方にとって、より利用しやすいものになると確信しています」。
【via Tech in Asia】 @TechinAsia
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