位置情報ベースのインドネシアの求人情報ウェブサイト「JobLocal」

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【翻訳 by Conyac】 【原文】

求人リストとその関連情報を提供するウェブサイトは多くあり、そのいくつかは特定の分野に焦点を絞っている。そして新たに職場の位置情報をベースとした求人情報ウェブサイトJobLocal.meが登場した。Bistipの設立者としてもよく知られるWilly Ekasalim氏と、Kreshna Utama氏によって開発された。

JobLocal.meのCEOであるKreshna Utama氏とのメールのやり取りで、同サービスは求職者が求める職場の位置情報をもとに求人情報を提供するものだと教えてくれた。公式な地名の代わりに、よく知られている呼び名が使われることを意味する。

位置カテゴリーは交通密度の状態によって分類される。これはJobLocalが提供するサービスの中でも一番の売りだろう。この分類はJobLocalが一番焦点を置いている分野で、観察に基づいて独自のデータ収集を行ったと述べている。

カスタマイズしたエリアごとに職場を分類していることは注目すべき特徴だ。求職者は働きたい地区での職探しの時間を短縮できる。これは、JobLocalによる、既存の求人情報が実際の職場の位置と一致していないという観察結果に基づいている。彼らは求人に関する情報をできるだけ詳細に提供したいと考えており、ジャカルタではこれが交通量にも影響を与える。求職者は自宅に近い職場を見つけ、遅刻やその他の理由で業務に及ぼす悪い影響を減らすことができるからだ。

JobLocalは中小企業もターゲットにしているようだ。中小企業は生産性を向上するために居住地をもとに社員を採用する傾向にある。ウェブサイト版の職探し機能は今のところ利用できない(私は提供されている機能を確認するために特別にアクセスさせてもらった)が、雇用主が求人情報を投稿する機能はある。 少なくとも今後3ヶ月はすべての機能が無料だ。雇用側には有料機能が導入されるだろうが求職者は無料のままだろう。

将来的には、求職者向けのプロフィール機能や、JobLocalが位置情報に特化していることから地図などの機能が利用できるようになるだろう。また、よりインタラクティブな職探しを実現するために位置情報のビジュアル化もしたい、とKreshnaは話す。

オンラインの求人情報サイトは競争が激しい。DailySocialもJobs@DSという独自の求人サイトを持っているし、JobsDB、JobsStreet、Karir.comなどその他のサービスもあるが、JobLocalはその他のサービスと張り合えると楽観的だ。同社が提供する特徴的なコンセプトとともに、今後数ヶ月で市場調査しサービスを開発する予定だ。

ウェブサイトにも記載されているように、同サービスはジャカルタに特化している。まずサービスを始めるにあたって、それも選択肢の1つだろう。だが、JobLocalは他の地域へのサービス提供も視野にいれている。というのも、JobLocalが認証したアクセスからスラバヤ地域に求人情報が1件あるからだ。もしJobLocalがジャカルタ以外の都市もターゲットにするのなら、それら地域の状況について調査する必要があることは明らかだ。

雇用側にとっては別の問題がある。それは、求職者が場所に関係なく就きたいと思う職業があるということだ。さらに、交通渋滞は各都市が抱える問題ではあるものの、インドネシアのすべての地域がジャカルタと同じような交通状況にあるわけではない。よって、生産性に及ぼす影響のレベルも異なるはずだ。とはいえ、求人情報サービスはいつでも必要とされる分野の1つであるため、JobLocal.meの今後の発展が楽しみである。

【via DailySocial】 @DailySocial

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