ネットの力で音楽コンテンツのマネタイズを支援、音楽を手軽に楽しく販売できる「Dotuku」

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【翻訳 by Conyac】 【原文】

インターネットの長所を生かして、音楽コンテンツをマネタイズするたくさんの方法が開発されている。バンドJikustikのメンバー、一般にDaditzとして知られるArdhi Nurdin氏は、アーティストが自分の音楽を販売できるプラットフォームを作った。それがDoTukuだ。

DoTukuには、DotとTukuという名前の独自の支払い方法がある。Tukuは、アーティストによってDoTukuにアップロードされた音楽を購入するためのクーポン券だ。初期設定では1曲ダウンロードするのに5 Tukuが必要で、楽曲の人気あるいはアーティストによるプロモーションの取り組みに応じて額を上げることが可能。

アーティストは、彼らの楽曲がダウンロードされるとDotを受け取る。ユーザも、ダウンロードした後にDotをいくらか受け取る。アーティストはDotをルピアと換金でき、ユーザはDoTuku Storeで受け取ったDotを使ってアイテムを特別価格で購入できる。

ユーザのDoTukuへの登録は無料だ。だが、曲をダウンロードするためには、利用料を払ってメンバーシップをアクティブメンバーへとアップグレードしTukuを受け取る必要がある。DoTukuの支払いには銀行振込、クレジットカード、PayPalが使える。しかし、支払いを済ませられる方法についての詳しい情報はまだない。

楽曲のファイル形式はMP3。DoTukuのサーバー上にある楽曲ファイルが、Internet Download Managerなどのソフトウェアを通して奪われないよう手は打たれているが、ダウンロードされたMP3ファイルが複製され、別の場所で再アップロードされることをどう防ぐのかは明らかになっていない。

DaditzはDoTukuを、音楽マーケティングに携わるWawan AECとAgung Bramanto、そしてIT関係でSidik MurdionoとFariz GTJと共に開発した。音楽業界ではCD時代が終焉を迎え、着信音の時代が到来し、業界内が激しく変動している。これがDoTukuのモチベーションとなっている。インターネットは、ミュージシャンが自らの音楽を容易に市場に送り出すことを後押しする、と。DoTukuのコンセプトは「手軽に、早く、楽しく」というキャッチフレーズとともに誕生したという。

DoTukuの成功への鍵は、ユーザが1度だけではなく別の曲もDotを通してダウンロードし継続して利用するかにある。さらに、DoTuku設立者の音楽業界における経験は、DoTukuの発展において独特のメリットとなる。

今日までに、DoTukuにはたくさんのアーティストが参加している。Yogyakartaからのローカルバンド以外にも、Jikustik、Ecoutez、Barry Likumahua ProjectやThe Kubsといった有名バンドが参加している。

【via DailySocial】 @DailySocial

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