サンフランシスコに本社をかまえるレストランレビューサイトのYelpは、3月の株式公開以降、積極的に新市場への拡大を続けている。今回、Yelpは正式にシンガポール(アジア初)でサービスを立ち上げ、この記念にサンフランシスコのオフィスでシンガポールの国旗を掲げ国歌斉唱が行われた。数名のシンガポールチームと世界中のYelp社員はスカイプを使ってバーチャルに参加した。
Yelpはシンガポールで現地のフードレビューの有力企業Hungrygowhereに対抗する形となる。Hungrygowhereは、4月にアジアの通信会社SingTelが940万米ドルで買収したスタートアップで、現在は同社のライフスタイルポータルinSingによって運営されている。
シンガポール版Yelpには既に多くのレビューが集まっており、約2000のレストランが評価されている。YelpのiOSアプリはシンガポールのiTunes app storeで約1年前からダウンロードできて、Yelpのモバイル用アプリは様々なプラットフォームで提供されている。
レストランやバー、その他関連した会社を経営している人は、無料で専用ページの作成を依頼でき、Yelpに会社のプロフィールを掲載できる。他の場所とシンガポールが大きく変わらなければ、このプロフィール掲載は将来的にYelpにとって大きな収入源になる可能性があり、またローカル広告も可能性を秘めている。昨年、Yelpの収益の78%はローカル広告によるものだった。
【via SGEntrepreneurs】 @sgentrepreneurs
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