中国の高級品を扱うB2C市場がいよいよ氷河期に突入

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【翻訳 by Conyac】 【原文】

Jiapin.com(佳品)が閉鎖されるのではないかという噂が飛び交っている。

高級品のeコマース市場全体を見ても、多くの業者が失速してきているようだ。業界の低迷は2011年後半、Wooha.com(呼哈)の閉鎖に始まりXiu.com(走秀)のスタッフの解雇、VIPKuのCEOの解任劇と続いている。この危機の原因はどこにあるのか。また、これを乗り切る手立てはあるのか?

相次ぐ悪い知らせ

中国の高級品B2C市場は2009年から動き始めた。当時、勢いの増すトレンドを見て、多くの起業家や投資家がこの業界に群がった。それから2年、気づけば悪いニュースが押し寄せてきた。これまで見ていた素晴らしい夢が多くの投資家にとって悪夢、そして厄介な問題へと変化してしまった。

Jiapin.comは、かつて「B2C市場において、私たちは間違いなくベスト・オブ・ベストです。毎月の売り上げは何千万人民元にも達しています」と豪語していた。最近、同社が大幅に規模を縮小し、200人を解雇する(スタートアップ時の半分近く)という噂が広がっているが、CEOのYang(楊培鋒)氏はそれが戦略的な解雇であり、不必要なポジションと費用をカットするためのものだと主張する。

悪いニュースが巻き起こっているのはJiapinだけではない。ポータルサイトSinaの高級品チャンネルもまもなく事業を終了するといわれている。ShangPin.com(尚品)も同様の困難に陥り、この2月に大幅な解雇に踏み切っている。

過剰な供給が原因か?

間違いなく、中国は2番目に大きな高級品市場となっている。素晴らしい需要があるのに、なぜインターネット販売会社には利益がもたらされないのだろうか?実際、多くのトップデザイナーブランドが中国に進出しているが、そういったブランドはeコマースへの展開を考えていない。彼らは、高額な価格で販売することでブランドイメージを守ることに真剣だ。インターネット販売会社と手を組んで低価格商品と勝負をする必要はない。そんなことをしたら、自身のマーケティングポジションに反することになるし、価格システムがおかしくなってしまう可能性すらある。

市場調査会社のiResearchによると、高級品B2Cサイトにとって十分な供給が何よりの問題だという。トップの高級品ブランドは商品の供給について実権を握っており、インターネット販売会社は在庫を確保できず価格についても言明できない。さらに、高級品ブランドはブランドのライセンスも厳しく管理されており、インターネット小売店はジレンマに陥る。その結果、高級なB2Cの会社は海外に出向いてエージェントから供給を受けるようになる。注文を受けてから届けるまで時間がかかる(時には何ヶ月も)上に、商品の品質も保証できないため良い解決方法とは言えない。

消費者の立場から見ると、ほとんどの高級品嗜好者は価格のことはあまり気にしない、と簡単に考えられる。B2Cサイトではユーザに割引を提供しているが、顧客はそれほど喜んではいないのだ。実際のところ、顧客は割引されている商品は偽物なのではないか、品質が悪いのではないかと疑うわけだ。

業界の内情に詳しい人たちは、高級品嗜好者の消費の習慣と供給という2つの問題は、この市場が突然駄目になってしまった主な原因だと述べている。実際の店舗に足を運んで買い物するということは買い物の楽しみの一つでもあり、オンラインでは味わえないものなのだ。

O2Oによる新しいアプローチ

中国の高級品インターネット販売会社は、カスタマイズされた解決策を非常に必要としており、それはもしかしたらO2Oなのかもしれない。最近、Vipmssp.com(美尚奢品)が「本物で正規価格」のビジネスモデルをスタートさせた。低価格競争とは違い、「オリジナル価格」のコンセプトはとても革新的だ。本物の商品をブランドで購入すること、最新の商品を手にすることは、同時に品質と供給を確かなものにすることができる。

今年6月、Jiapin.comは1,500万米ドルの投資をMacy’sとIntel Capitalから受けた。Macy’sのオフラインストアと、Macy限定商品をJiapinのオンラインチャンネルOmei.comで販売することになっている。このO2Oモデルは、オフラインの小売業者とeコマースのプラットフォームを結び付ける。こうすることで、顧客に魅力的な割引だけでなく楽しいショッピング体験を提供でき、高級品インターネット販売会社にとってふさわしい転換のように思える。

【via Technode】 @technodechina

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