「人の生活に欠かせない食事を、テクノロジーでより楽しく豊かに」日本から世界を目指すフード系スタートアップたち

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人は一日三回食事をとる。これは1年で1095回もの食事をすることになる。この食事一回一回を楽しい体験にしていくことができれば、人のライフスタイルに大きな影響を及ぼすことができるのではないだろうか。

毎週、西麻布のNOMAD NEW’S BASEで開催しているStartup Dating Salon。今週は食事系のサービスを提供しているスタートアップにお越しいただき、それぞれが提供しているサービス、実現していきたい世界についてピッチしてもらった。

手料理の写真にフォーカスした写真共有アプリ

snapdish

SnapDish

「SnapDish」は、料理や食事の写真をおいしそうに加工して共有できるスマートフォンのアプリ。料理写真を通じて、料理好きや友達とコミュニケーションを楽しんだり、レシピや近くのお店を見つけて便利に使うことが可能だ。

写真共有アプリの基本構造は同じであるため、差別化が必要になる。そのためには誰の、どんな問題にフォーカスするかで写真共有アプリの立ち位置は変わってくると考え、Snapdishは手料理にフォーカスしてサービスを提供をしている。

料理は楽しいもの。だが、家庭で料理すると4万回調理すると言われているという。それだけの回数料理することになると、楽しめないことも考えられる。Snapdishはそんなときでも料理を楽しくできないかと考えている。

snapdish-ui

アプリを通じて掲載された写真はソートして、閲覧することができる。レシピもついていて、美味しそうだと思った料理を選ぶことができる。写真を投稿すると、それに反応がきて、ユーザは自分が作った料理に対しての反応も楽しむことが可能だという。

現在、Snapdishは80カ国で利用されている。70%は日本で使用されており、残り30%は海外で使用されている。リリースから1年半ほどで、累計150万枚の料理写真がアップロードされている。料理写真は一日6000枚投稿されるというペースで成長しており、投稿された写真のうちで、レシピ付きの投稿が20%になることもあるとか。

現在の対応言語は、日本語、英語、中国語、韓国語のみだが、フランス語、スペイン語、イタリア語、ドイツ語、ポルトガル語、インドネシア語などへの対応を進めているという。これだけの言語に対応できると、30億人もの人々の言語に対応できるそうだ。グローバルに、料理をより楽しいものにしていきたいと語るSnapdish。世界各国の手料理を見られる日も近いかもしれない。

Snapdish pitch

実名制の飲食店レビューサービス

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Retty

「Retty」はユーザが行った、行きたい飲食店などの店舗情報をタイムライン上で共有できるサービス。無料で利用でき、Twitterのアカウントで利用可能。ユーザは、行った店舗、行きたい店舗について、店舗情報をコメントとともに投稿すると、Retty上でフォローされているユーザと共有できる。投稿された店舗情報には、「いいね」「行きたい」のボタンとコメント欄が用意されており、自分のお気に入りのお店への反応を知ることができるというものだ。

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ショップカードをもらっても、いざ行こうとするときには思い出せなかったり、テレビや雑誌などで紹介されて行きたいと思ったお店も、いざ行く時には思い出せないといった経験をされた方は多いのではないだろうか。そうした行きたいお店をなかなか見つけられない人に向けて、Rettyは実名制をいかし、信頼できる人を介してお店を探す体験を提供している。これにより「あの人が行ったお店なら」という信頼感でフィルタリングが可能になるようにしているという。

人々が行きたいお店を探すという行為が変わってきていると語るRettyの武田氏。Rettyと食べログとの違いを挙げていくと、Rettyは実名であり、投稿されるレビューはユーザが「このお店は教えてもいいな」と思ったお店を投稿するようになっている。そのため基本的には高い評価がつくお店の投稿が多い。

現在、クチコミが載っているお店が9万店舗。数がそれほど多いわけではないが、ユーザが良いと思っているお店だけで9万という数字は価値が高い。ユーザ数は10万ほど。これを年内に100万ユーザまで伸ばしたい、と考えているという。

食は日本が世界に誇る文化だと語るRettyの武田氏。食をテーマにしたサービスで世界に出ることで、日本のカルチャーも同時に世界に発信していきたいと語ってくれた。近々、お店を探す機能がついに追加されるという。お店探しに困っている人にとって、さらに使う価値のあるサービスとなっていきそうだ。

retty