日本のオンラインプログラマーコミュニティQiitaは、ユーザ数1万人を超えるマイルストーンを達成した。
Increments Inc.が開発したQiitaは、2011年9月のローンチ以来毎月のユニークビジター数が15万人以上になるまでに成長している。同社によると、この数字は日本全体のプログラマー数(推定40万人)の約40%を占めるという。
QiitaはソーシャルコーディングプラットフォームGithubと密接につながっており、ユーザはGithubまたはTwitterから認証ログインできるようになっている。アカウントを作成したらプラットフォームで情報やコードを共有したり、パブリックストリームやPython(下記参照)、Javascriptといった特定のトピック(またはタグ付けされたアイテム)をフォローしたりできる。QiitaのユーザJuanito Fatas氏は、日本語が読めない人のために英語のインターフェイスでひとつずつ注釈付きの解説をしている[1]。
ビジネスモデルとしては、Qiitaサイトの広告掲載、ハッカソン等のイベント主催、日本でプログラマーを探している企業との連携などがある。
Incrementのその他のプロダクトには、4月に公開されたプログラマー向けの比較的新しいMac用アプリKobito(ロゴがとても可愛い、写真右)があり、4,000以上のデベロッパーがダウンロードしている。アプリはノートテイク用、記録用のツールという位置づけで、マークダウンプレビュー、シンタックスハイライトやQiitaを使ったコード発行などの機能がついている。Qiitaの英語版はまだないが、近い将来英語版が出る可能性があると聞いている。
1. 英語のインターフェイスは過去に存在したが、日本サイドに焦点を絞るために閉鎖された。英語のサポートは今後再開されるかもしれないが、まだ具体的なプランはないそうだ。
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