教師、生徒の両方として機能する学生向けのオンライントレーニングセンター。ほとんどのインターネットユーザにとって決して珍しくないアイディアだろう。アカウントにサインアップすると、他人とスキルを共有するために自分のクラスをセットアップできたり、どんなスキルが学べるのか利用可能なクラスを閲覧できたり。
それがSkillcity.cn(技能都市)のアイディアだが、なるほど、取り立ててオリジナリティーにあふれているわけではない。しかし、この中国のスタートアップはオリジナリティーの欠如を実行面で埋め合わせている。
スクリーンショットからわかるように、サイトのデザインは分かりやすく現代的でフォーカスしているため、自分の閲覧したいところを見つけるのが極めて簡単である。アカウントを開設し、興味の対象を選び、(希望があれば)教えるクラスを登録する過程が一続きで行える。
またSkillcityの利用者は、改めて他のアカウントに登録する必要がなく、既存のソーシャルメディアのアカウント(Sina Weibo(新浪微博)やRenren(人人)のような)を用いてログインすることができる。これは賢明なやり方である。
だが、こういうサイトは提供するクラスによっては、生き延びもすれば死にもする。この点において、Skillcityは競合サイトよりは少し先に進んでいる。私がここ数年で見たいくつかの類似サイトでは、提供されているコースのほとんどがコンピューターサイエンスだ。(結局のところ、インターネットの世界なのだから)そんなに驚くことではないが、提供されているコースがPHP、上級PHP、パイソンだけだと、教育サイトとしての魅力に欠ける。
Skillcityはコーディングのクラスももちろんあるが、全体的にはかなり様々なコースを提供している。テニス、車の整備、水泳、二胡、写真、金銭管理、アウトドアサバイバル、デジタルビデオ、そして「カクテルの歴史」、「巷にあふれる詐欺の実情」などのマイナーなクラスもある。これは最初の数ページにしか過ぎない!
もちろん、講師がいいかどうかは全く別問題だ。教えることはほとんどの人が思うほど簡単ではないが、正直に言えば、もし私が適切な場所に住んでいるなら、これらのクラスをいくつか受けてみようと申し込みをすることに気持ちが駆られるだろう。
様々なトピックを扱っていることから想像したかもしれないが、Skillcityは新しいスタートアップとしては多くのユーザを抱えているようだ。だから、提供するクラスの数も時間とともに増えるだろう。これは新しいスキルを学びたいと思う人にとっては素晴らしいサイトだ。
そして、もし何かを教えたいと思うなら、Skillcityがそのサイトだ。もっと知名度が上がればたくさんの生徒を惹き付けるサイトだと思う。これは絶対に注目に値するサービスだ。
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