IT製品の開発に、新しい時代の到来—タイ発のJVスタートアップが、クラウド向けHWを開発

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【原文】

今日、システム・インテグレータ(SI)は、PCのような一般的だが必要以上の性能を持ったコンポーネントか、 低価格だが目的に特化したコンポーネントか、どちらかでソリューションを開発しなければならない。コストと求められる柔軟性の間で、よいバランスがとれることはまずない。よりよいバランスを求めて、SI はPCの柔軟性と埋込型システムの低価格の双方の条件を満たす、新しい技術を常に探している。

ITプロダクトの開発は、主にハードウェア開発とソフトウェア開発からなるが、ハードウェア開発に共通する問 題は、費用がかかることと開発に時間がかかることだ。この問題は、特にITのような競争が激しく動きの速い市場では、回避しにくい大きなリスクとなる。ハードウェア開発の問題を回避し、完全なプロダクトを時間通りに完成させるため、多くのソフトウェアはPC環境用に開発されており、開発者の仕事を楽にするためにアプリケーション・フレームワークが存在する。しかし、ソリューション全体にとっては、このことが本来不必要なコストとして乗しかかる。SIが作ろうとするソリューションの割に、PCは大き過ぎるのだ。

デジタル・サイネージのようなビジネスでは、プロダクトはPCや特定のPCベースのデバイス上で開発されている。しかも、それらはデジタル・サイネージのアプリに必要とされる以上のハードウェア能力を持ち、費用も比較的高い。デジタル・サイネージを手がけるSIは、専用ハードウェアの開発に必要な投資や時間を避けるので、PCの代わりとなるハードウェア持っていないからだ。同様のことは、バーチャル・デスクトップやデバイス・コントロール・システムなど、多くの分野で見受けられる。

このようなニーズから、タイの The VC group (Venture Catalyst)、中国・深圳の Power-All Networks、台湾の FoxConn(富士康 または 鴻海)が共同で Power-All Venture というスタートアップを設立し、Penta というクラウド・クライアント・プラットフォームを開発した。Penta ハードウェアを使えば、新製品を容易に開発することができ、プラットフォームやフレームワークは Android と Linux ベースのものになっている。その結果、用途の決まった、複雑な顧客要望に合うソリューションの一部として、SI は Penta を採用し、自社ブランドで提供することができる。このイノベーションによって、デジタル・サイネージ、シン・クライアント、インターネット・テレビ、ビデオ・オン・デマンド、ビデオ会議など、多くのアプリケーションに新しいシステム開発の形を実現するだろう。

Penta の主な特徴はは次の通りだ。

  1. コスト・パフォーマンスがよい: Penta は、プロダクトの費用と品質を担保できる Foxconn によって提供される。
  2. 環境にやさしい: ARM CPU が採用されており、エネルギー消費が効率的。
  3. サイズがコンパクト: Penta は小さく、軽く、実装した後の耐久性が高い。
  4. 多くの周辺機器に、豊富なインターフェースを提供: PCより小型だが、PC以上に、USB、WiFi、Ethernet、HDMIなどで、多くの周辺機器をサポートできるようドライバが提供されている。OSのアップグレードは、Over the Air サービスで完了。
  5. クラウド・サービスへのアクセスポイントとして: Penta はクラウド・コンピューティングのアーキテクチャーを念頭に設計されている。
  6. 追加開発に対する対応:  Android および Linux をベースとしたフレームワークであるため、無料アプリ/商用アプリ、クラウド向けのアプリを開発するのが容易。 GUI も変更可能なので、クラウド・サービス用のクライアント・アプリに使うことも可能だ。PCに代わって、多くの分野でビジネス需要に応えていくことが期待される。クラウド・コンピューティングがもたらす速い動きによって、ソリューションやプロダクトは革新を遂げるだろう。

【via ThumbsUp】 @thumbsupTH

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