Tech in Asiaの創業者が語る「学生起業家はいかにして勉強と事業を両立させるか?」

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【原文】

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最近、私は多くの学生起業家に出会い、その時にある質問を何度も繰り返し耳にした。「勉強と事業をどうやりくりするのか」という質問だ。これは、2〜3年前、私がまだ学生だった時に直面した問題だった。

私の答えは「やりくりしようとするな」だ。少なくとも、あまり躍起にならない方がいい。1つのことに専念して、それを本当に上手くやること。2つのことに卓越することは稀だし、それに会社を運営している時には上手くやりくりしなければならないことがたくさんある。もし起業家になると決めたのなら、良い起業家になることに専念しよう。学校の方は、最低限のことをすればいい。成績がC+だったとしても、どうってことない。人生で人より抜きん出るためにA+は必要ないのだから。

私の学校成績が仕事で問題になったことはないし、これからもないだろう。人は学校の成績よりも実際成し遂げたことに尊敬を示してくれると私は強く信じている。そして、悲しいことに、学校で学んだことは実社会に当てはまらないことが多い。教育を非難しているわけではない。学校は大事だ。友達とのネットワークを構築する助けになるし、ストレスの対処をしたり、知識の習得もできる。卒業証書/学位があれば、バックアッププランに使える。

学生として、自分が直面するリスクを対処・理解できるかどうかを評価することも重要だ。大学1年生なら、起業家になろうと決めるのも簡単に思えるだろう。卒業までにまだあと3年もあるし、すぐにでも支払わなければならない請求書もなければ、親を援助したり、他の勤労者層と張り合う必要もないのだから。

だが、3年生や4年生になってくると、起業家になるのが自分にとって正しい道なのかどうかを考え始める。収益のあがる会社を本当につくることができるだろうか?企業で出世する会社員と同じくらい、もし同じでなければ、それ以上のやりがいを感じるだろうか?この問題がさらに深刻になるのは、友人が給料の高い有名企業から就職の内定を受け取るのを目にし、自分は未だ自身のスタートアップを自力で取り組んでいる時だ。

よい学生起業家はこれらのストレスや疑問に耐え、自身のスタートアップを構築しローンチすることができる。素晴らしい起業家とは、自身の情熱を維持し続け、人から好かれ尊敬される企業を築くことができる人だ。

【viaTech in Asia】 @TechinAsia

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