Yahoo! JAPANで開催される社内イベント! 自分の作りたいものを作る「Hack Day」と課題を解決できるものを生み出す「Y!Hackathon」

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2012年の6月に宮坂学氏へと社長が交代したYahoo! JAPAN。「爆速」というキーワードのもと、数多くの取り組みを実施している。2012年の後半を振り返るだけでも、GREEとの包括提携、DeNAとの業務提携、韓国のメッセージアプリKakaoTalkの日本法人に出資し、業務提携を結ぶなどキーワード通りの速度で新たな取り組みを進めている。

今回は、そんなYahoo! JAPANで実施されている社内の取り組みについて話を伺った。

エンジニア向けイベント、Hack Day

Hack Day開発風景
Hack Day開発風景

2007年からYahoo! JAPANは社内でHack Day(ハックデイ)というエンジニア向けのイベントを開催している。「Hack Day」という言葉からも分かるように、このイベントはエンジニアを対象としたもので、24時間(8時間×3日)という限られた時間内で、自分がおもしろいと思うものを自由な発想で開発し、出来上がったプロトタイプを発表する。

エンジニアの技術力向上や社内コミュニケーションの活性化、新規事業やアイデアの創出の場としての役割を持っているというこのイベントは、毎回盛り上がりを見せているという。

テーマにそってサービスを開発する、Y!Hackathon

yopenhackathon

Yahoo! JAPANではハックデイのほかにも、「Y! Hackathon」というハッカソンも開催している。自分の作りたいものを作るハックデイに対し、ハッカソンは課題が与えられ、その課題を解決するためのサービスを作るという点が異なっている。1日目にIdeathon(開発アイデアを検討・発表)、2日目にHackathon(Ideathonでのアイデアをもとにプロトタイプを作成・発表)という形式で2日に分けて開催している。

2012年、経営体制が大きく変わった段階で、イノベーションが生まれる環境をさらに多く作り出すため、年2回のHack Dayに対し、2012年の4月から毎月という驚きの頻度でハッカソンが開催されている。

さらに、2012年の11月に開催された第10回目のハッカソン「Y! Open Hackathon」では、知的障がいのある人たちにスポーツに関する様々な支援をしている「スペシャルオリンピックス日本(SON)」と共同開催し、初めて社外からも一般参加者を公募。「ITの力でスポーツをもっと楽しく」と題し、SONが抱える課題解決に取り組んだ。

ハッカソン発表風景
ハッカソン発表風景

地域の課題解決を目指す、石巻Hackathon

通常のハッカソンに加えて、東日本大震災で大きな打撃を受けた石巻市を舞台に「石巻Hackathon」も開催されている。

石巻ハッカソン開発風景
石巻ハッカソン開発風景

現第一回目の石巻ハッカソンは2012年7月に開催された。このときはYahoo! JAPANから30名以上のエンジニアが参加し、現地からも約10名の参加者が集まった。このときに生まれたのは「漁師と消費者の双方向コミュニケーションEC」や「繭クラフトのキットを販売」といったアイデアたち。優勝したのは「地域の問題を発信する新マスメディア」というアイデアだ。(詳しいアイデアの内容はこちらのCNETの記事から

7月に開催された石巻ハッカソンで生まれたアイデアは現在、プロトタイプまでできており、運用に向けて準備を進めている段階だ。石巻ハッカソンは11月に第2回が開催され、第3回目は3月に開催予定。

石巻には地域にも人がいない、高齢化している、街に活気がなくなっているなど、多様な問題が存在しており、震災が起きたことにより、こうした地域が抱えている問題たちが以前よりも焦点が当たるようになった。Yahoo! JAPANはこれらの問題に対し、ITにできることを模索し、今後も継続して復興支援、課題解決をしていきたいと考えているという。これらの課題は石巻だけが抱えている課題ではないため、ここで解決のためのアイデアやサービスが生まれれば、ほかの地域の課題解決につながるかもしれない。

ハッカソンに参加するエンジニアのメリット

ハッカソンに参加するエンジニアの人々には、普段サービスを運営しているとエンドユーザが見えづらくなってしまっているという人たちもいる。こうしたハッカソンに参加し、直接課題のヒアリングなどを体験することで、ITには何ができるのか、サービスの先にいるエンドユーザのことを考える機会につながる。

石巻ハッカソンに限らず、こうしたハッカソンに参加することは、発想力、開発のスピード、エンドユーザのことを考える力などを養う機会につながり、参加するエンジニアの人々にとってもメリットがあるのではないだろうか。

2012年、社内外に次々と新たな動きを生み出したYahoo! JAPAN。イノベーションが生まれる環境を作りだそうとしている同社が2013年、どのような動きを仕掛けていくのか、注目したい。

石巻ハッカソン集合写真

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