2012年、中国のネットユーザがソーシャルメディアに費やした時間は、のべ1900万年

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【原文】

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ちゃんと注意していないと、中国のインターネット統計結果を見て少し目まいを覚えるかもしれない。これは最近明らかになった中国のソーシャルメディアに関する数字についても例外ではない。

多国籍企業の「ソーシャルメディア・コンサルティング企業」であるWe Are Socialが発表した新たな報告によると、中国のネットユーザは2012年に1900万年分の時間をネット利用に費やしているという。

だが、同国のユーザが完全にソーシャルメディアにのめり込んでいるというわけではない(とはいっても、オリンピック開会式にはマイクロブログSina Weibo(新浪微博)がかなり利用され、Twitterを完全に打ち負かしたのだが)。この統計数字はソーシャルメディアを1日に平均46分間利用したとして計算されている。どちらかと言えば、人口の多さが物を言っているようなものだ。

中国には現在、5億6400万人のネットユーザがいて、そのうちの4億2000万人は携帯電話を経由してネットにアクセスしている。また、ソーシャルメディアのアカウント数は5億9800万に近い。注意深く読んでいる人は、この数字がネットユーザ数よりも多いことに気付くだろう。だが、Sina Weiboに約4億人のユーザがいて、しかも、そのユーザの多くが他のソーシャルメディアネットワークも積極的に利用するだろうことを考えれば、この数字はそれほど驚くことではない。

だが、特筆しておかなければならないのは、ソーシャルメディアを利用する中国のネットユーザの比率が他のいくつかの国よりもはるかに大きいことだ。We Are Socialは、中国のネット人口の91%がソーシャルメディアサイトにアクセスしていると推測している。そして、そのうちの88%がソーシャルメディアのアクティブなユーザだ。これと比較して、アメリカでソーシャルネットワークサイトにアクセスしているのはネット人口のわずか67%にすぎない。

またWe Are Socialの調査により、「Tencent(騰訊)が業界を掌握している」という中国ソーシャルメディア業界で長くに渡って言われている事実も再確認できる。ネット企業大手のTencentが提供する様々なサービスにはQZone(Q空間)やTencent Weibo(騰訊微博)、Pengyou(朋友)などがあるが、同社のサービスは中国ソーシャルメディア活動全体の56%を占めている。そして、Sina WeiboとFacebookクローンのRenren(人人)がTencentの後を追う最もシェア率の高いサービスで、それぞれが市場の約19%を保持している。

だが、We Are SocialのマネージングディレクターSimon Kemp氏は、モバイルが同業界に大きな影響を与えているとThe Next Webに語っている。同氏は、Tencentの別のサービスWeChat(もしくはWeixin)を例に挙げてその点を説明している。WeChatは最近、ユーザ数が3億人を超え、ここ4か月の間だけで1億人のユーザを獲得したことを発表した。

Kemp氏は、「今、毎月2500万人の新たなユーザを獲得することは大きな成長です。ブランドもWeChatの利用を始めています。(それらのブランドは)慎重に行動しなければならないでしょう。というのも、より親近感のある『インスタントメッセージ&マイクロブログの環境』にどのような価値を付加することができるのかについて、さらに良いアイデアを考える必要があるからです。」と語っている。

筆者について

Stuart Tohmas氏が執筆したこの記事はもともと、受賞サイトのMemeburn(Memeの発音はミーム)で掲載されたものだ。Memeburnは、主に新興市場の新しいテクノロジーを追跡し、イノベーション、モバイルテクノロジー、スタートアップ業界、総合的なテック文化やオンラインビジネスの分野に関する記事を紹介している。このコンテンツはMemeburnのライセンス許可のもと再掲載されている。

【via e27】 @E27sg

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