インドネシア各地に眠る未来の才能を求めて—Daily Socialが全国ツアーDSCVRを開催

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CC by 2.0: via Flickr by yohanes budiyanto

人口2.4億人を誇るインドネシアは、全人口約1割の人々ががジャカルタ近郊に住んでいるが、残る9割の人々は8つの大きな島と、数千あるという小さな島々に暮らしている。この国は人工衛星を数多く保有していることでも知られるが、島々をつなぐ通信手段を効率的に確保するため尽力した結果、衛星産業が発達したと言われるくらいだ。

インドネシアのスタートアップの多くはジャカルタで創業され、それゆえ、ジャカルタのスタートアップに視線が向けられる機会が多いが、前出の人口比率からかなりの数を間引いて考えても、ジャカルタ以外の都市にジャカルタ・スタートアップの数倍の可能性が眠っていることは想像に難くない。事実、バンドン、ジョグジャカルタ、スラバヤ、メランには、各都市の工業大学などを中心に、テック・コミュニティが形成されつつある。

SdJapan のパートナーでもあるインドネシアのテック・ニュース・メディア Daily Social は、3月から4月にかけて、約1週間の DSCVR という全国ツアーを展開する。インドネシアの5都市を訪問し、スタートアップのオフィスを訪問、デモデイやセミナーなども開催される。ジャカルタからのツアースタートで、移動費や宿泊費等込みで、1人あたり約2000ドル〜3000ドルになる見込みだ。

日本からジャカルタまでの渡航費を載せたとしても40万円くらいで収まるだろうから、スタートアップが優秀な人材をハントしたり、投資家が有望なシードを探したりするには高い金額ではないだろう。申込の締切は2月20日で、このフォームから必要項目を入力してほしい。

DSCVR のツアーを企画する Daily Social はメディア運営の他に、有名外資系企業(ノキアやサムスンなど)向けの技術者の人材調達や、カカオトークのインドネシアでのPRを受託している。ツアーを通じて、彼らが持つ幅広いネットワークをもとに、将来有望な多くの人材に会えることだろう。

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