シンガポールマネージメント大学(SMU)が24−12のJon Yongfook氏をビジネスメンターとして抜擢
Yongfook氏には多くの才能がある。現在、同氏はソフトウェア企業24-12の設立者兼テックディレクターで、それ以前は、日本と中国で事業を展開し、資金調達でシリーズCラウンドまで突き進んだ高級商品の共同購入サイト、Glamour Salesのディレクターを務めていた。
また、Dentsu、Avenue A、Razorfishなどの企業で顧問として働いた経歴も持っている。そして、同氏がネット企業として最初に手掛けた料理レシピのソーシャルネットワーク、Nibbledishの売却にも成功した。24−12を始める直前には、日本最大のレシピサイト、クックパッドのInternational Product部門のディレクターを務めた。
Yongfook氏は最近のブログ投稿で、SMUでスタートアップのメンタリングをすることを明かした。
「私の3つめのスタートアップ運営に加え、今後はSMUで学ぶ若いスタートアップのために、ビジネスメンターとして週に一定の時間を投じていくことをお知らせします。
知識は共有されるべきなのです。その知識が繰り返し起こる課題に応用できるものであるならなおさらです。例えば、あなた自身がスタートアップに課題を抱えているとします。世の中の誰かがあなたと全く同じことを経験した時に、ほとんどの場合が、あなたのスタートアップにも効果のある方法で課題を解決しています。
私は長い間、シンガポールのスタートアップコミュニティで自分の経験を共有したいと思っていましたが、相応しい機会を見つけることができませんでした。シンガポールにもインキュベータがいくつかありますが、それらの機関は商業的な企業で、時にはシード投資と進行中のメンタリングを引換にスタートアップの株式の50%近くを求めることもあります。
SMUは教育機関なので、同大学のインキュベーションプログラムに参加するスタートアップに投資をすることはありませんが、私のような個人のメンターが小額の株式に投資をすることはできます。つまり、設立者は、― 市場を発掘しビジネスモデルを定めるというアーリーステージにおいて― 大いなる自由と所有権を享受することができます。これは極めて重要なことです。
私は今、PaaSとSaaSのスタートアップを運営し利益を上げています。私のスタートアップの経験には、コンシューマーインターネットのレシピポータルの設立から売却、そして日本の大規模なeコマーススタートアップ(高級品を扱い、年間に何千万ドルもの販売実績をもつサイト)の育成などがあります。
私は、ビジネスモデル戦略、グロースハッキング、プロダクト開発、eコマースの事業拡大、テクノロジー(私はRailsに詳しい)、eメールマーケティング、マーケティングオートメーション、インバウンドマーケティングなどのトピックに関して、自信を持ってアドバイスをすることができます。この他にも、十数種類のトピックについて知性豊かに話をすることができます。:)
抱えている問題の中で、一番難しいものを教えてください。それを手助けするのが私の役目です。もし、あなたがこのブログを読んでいて、SMUに在籍していて、スタートアップについて語りたいなら、同大学のビジネスインキュベータプログラムのVirginiaかFloraを通じて私に連絡を下さい。皆さんにお会いできるのを楽しみにしています!」
起業家が積極的に新しいスタートアップをメンタリングする ― これは、シンガポールのスタートアップコミュニティにとっては本当に重要なことだと思う。起業家であれ、スタートアップであれ、SMUの近くにいるなら、Yongfook氏もその辺りにいるかもしれない。
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