Alibaba(阿里巴巴)がモバイルショッピング専用のクレジットサービスを提供

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【原文】

Taobao-iPad-App

Alibaba(阿里巴巴)が、Taobao(淘宝)とTmall(天猫)ユーザに向けて「Credit Payment(信用支付)」というオンラインショッピング専用のクレジットサービスを早ければ4月にも開始するという噂を認めた。このサービスは、Alibabaグループの決済サービスAlipay(支付宝)によって提供される。

クレジットの利用額、上限は5000元(800米ドル)は、販売店による評価と購入履歴など、ユーザのデータに基づいたアルゴリズムによって判断される。無利息期間は最大38日まで。Alipayユーザ8000万人がこのクレジットサービスに申し込む資格を持つと言われている。

同サービスは、このプログラムに参加するTaobao販売店、もしくはTmall販売店に決済額の1%(現在は割引レートの0.8%)を手数料として請求する。これは、クレジットカードへの手数料と同等のレベルだ。130万を超える販売店が既にこのプログラムへの参加を認められており、いつでも好きな時に始めることができる。参加を表明すれば、クレジットサービスが利用できることを示すロゴが販売店のウェブサイトに表示される。

同サービスが最初に展開されるのはモバイルアプリだ。モバイル決済とモバイルショッピングを促進するにはいい動きだ。

中国のモバイルショッピングを促進

大多数の中国人が実際のクレジットカードを保有していないことを考えると、一般的には、このサービスによってモバイルショッピングが促進されることは間違いない。また、クレジットサービス利用の審査が現存するデータに基づいて行われるので、銀行が要求するような詳細な情報を提示したり、郵送時間を待つこともないので、ユーザにとっての申請プロセスがより簡単になっている。

唯一不便なことは、このクレジットサービスがAlibabaグループのお店でしか利用できないこと。もちろん、ほとんどのユーザにとっては問題にはならないだろう。Alibabaはこの地球上で考えられるほとんどすべての商品を網羅しているのだから。

ユーザデータと購入履歴というのは、通常の銀行が購買力を最大限に活用しようと持ち合わせているデータではない(通常の銀行にはこのようなデータがない)。さらには、Alipayは同サービスのローンチ以後ずっと、ユーザのクレジット履歴を蓄積していく。現在、中国でクレジットカード保有者の利用履歴データを保持しているのは中国人民銀行だけで、繰り返し言うが、実際にクレジットカードを持っている中国人はわずか少数の人に限られている。

金融業界との関係

Alibabaは独自の資金でクレジットを賄うのではなく、銀行を活用する。その理由の1つは、同社がそのようなサービスを提供する認可を受けていないからだ。だが、その一方で、同社は負債を心配する必要がない。このかつてない新しい事業に、どんな規制プロセスが必要なのかは明らかではない。

Alibabaが中国当局から承認を得ることができたのは、同社がこのような先例のないオンラインショッピング用のソリューションを提案したのが初めてではないからだ、と一般的に言われている。何年も前に、同社は、実際に販売者を見ることなくインターネットで何かを買うというユーザの不信感を解き放つため、消費者が商品を受け取るまで支払いを待つというアイデアを持ち出したことがある。

中国には「バーチャル」なクレジットカードに取り組んでいる銀行もある。招商銀行は、通信企業のChina Mobileと提携して、プラスチックのカードができ得るすべてのことをモバイルで展開しようと取り組んでいる。だが、Alipayは、オンラインショッピング専用のクレジットサービス以上のことはしないだろうと言う。とは言っても、親会社は数年前に小企業向けのeクレジットカードをローンチしている。

一方、新たに再編成された金融部門によって、Alibabaの金融業への野望がさらに高まっているのは明らかだ。同社は先月、小企業が数多く集まる広東省に同社のマイクロローンプログラムを拡大した。さらに、Alibabaは、中国の大手保険会社Ping An、膨大な数のユーザを持つ大手ネット企業Tencentと共に、オンラインの保険会社Zhong Anを設立し、Alibabaが同社の株式19.9%を保有する。

情報アップデート:Alibabaグループ金融部門のプレジデントHu Xiaoming(胡曉明)氏は後に、同サービスをモバイルショッピング専用に展開することをマスコミに述べている。

【via Technode】 @technodechina

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