グルメ向けモバイルアプリBurppleが、外食産業向けのウェブサイトビルダー「Pages」を公開

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最近では、使いやすいウェブサイトビルダーが山ほどある。一般的な用途にはWixがあるし、eコマース企業向けにはShopifyがある。だが、外食産業向けはどうだろう?

Burppleが提供しているのがまさにそれだ。Burppleはグルメ好きの人のために開発されたモバイルソーシャルネットワークで、同サービスの熱狂的なファンは増え続けている。

だが、収益モデルのない純粋な消費者向けプロダクトは、買収が一般的ではない業界では上手くいかないということを認識し、同社は企業生命の早い段階でマネタイズを行うことに決めた。

先日公開されたBurppleの新しいプロダクトPagesは、レストラン、バー、その他の外食産業向けに開発されたウェブページビルダーだ。同プロダクトは正式にはまだローンチされていないが、BurppleのCEO、Elisha Ong氏がFacebookのランディングページをシェアして、どんなものなのかを少し教えてくれた。

同サービスはモバイルフレンドリーなHTMLやCSSよりも多くのものを提供してくれる。インタラクティブなメニューが表示できたり、Burppleのモバイルソーシャルネットワークを活用して「お勧め」や「利用客の声」を通じてお店のプロモーションもできる。また、テイクアウトやデリバリーのためのオンライン注文機能も取り入れている(これは、おそらくChopeとの提携が関係していると思われる)。

このサービスには段階的な価格設定があり、ベーシックプランは月額30米ドルで、すべての機能が利用できるプランは月額120米ドルだ。VIPオプションもあり、これはレストラン業界の大物をターゲットにした機能だ。

Ong氏が以前に、Burppleは将来的にFoodspottingとは幾分異なるサービスになるだろうと言った時、同社が今回のサービス展開に向かって動いていることをほのめかしていた。FoodspottingはOpenTableに1000万米ドルで買収された。シリコンバレーの買収規模にしてはかなり小さいものだ。

評価額がこんなに低ければ、Burppleが異なるアプローチをとって売却というオプションからは距離を置き、断片的なアジア市場にもっと相応しい何かを構築しようと思っても不思議ではない。言い換えれば、また別のおもちゃのようなテックプロダクトを作るのではなく、本当に持続可能なビジネスを構築するということだ。

そして、そういうことに取り組むのも決して悪いアプローチではない。

【via SGE.io】 @SGEio

【原文】

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