パネル・ディスカッション「ビッグデータのこれからを考える」 #bdash

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big-data本稿は、B Dash Camp 2013 in 福岡の取材の一部だ。

B Dash Camp 2013 in 福岡の2日目、ビッグデータ分野の、最近の進展について論じるパネル・ディスカッションがあった。このパネルに参加したのは、株式会社ブレインパッドCEOの草野隆史氏、楽天株式会社の執行役員・森正弥氏、B Dash Ventures の西田隆一氏だ。

モデレータを務めた西田氏は、ビッグデータという言葉についてから話を始めた。果たして、これは一体何を指す言葉なのか。草野氏は、この言葉が、かつてデータ・マイニングを指していたと語った。現在は、従来のツールでは処理できないようなデータだと理解している。彼の会社ブレインパッドは、そのような自社データを処理できない企業を支援している。

彼によれば、多くの企業は、体系化されていない価値の低いデータを大量に蓄積しているという。それらからデータが持つ意味を読み解くのは難しい。また、会社の経営層がそれらのデータを重要だと考えなければ、データの処理分析に特化した部署を社内に作るのは難しいだろうと述べた。

森氏は最近、楽天が直面しているユニークな状況について説明した。楽天は旅行、金融、小売など多くの分野でビジネスをしているので、控え目に言っても、多くのデータを持っている。彼は1日に300ギガバイトを分析(処理?)し、ビッグデータ担当部署だけで160人の社員が居るという。しかし、彼はこの人数では足りないと考えている。このデータから得られた知見は、レコメンデーションなどではなく、オンライン広告や他のプロダクトの分野で利用される。

モデレータの西田氏は森氏に、楽天がどのくらい積極的に、腕のあるデータ分析エンジニアを募集しているかを尋ねた。森氏は次のように説明した。

現在多くのデータ・サイエンティストが居て、そのポジションの人員を募集しています。いくつかの部署に60人程度います。マーケッター達が従来やってきたことに加えデータを蓄積・分析しており、そのデータを使って、我々の持つアルゴリズムを改善すべく自動学習させているところです。

【原文】