コーディネート提案はキラーコンテンツ、iQONが「ELLE SHOP」にコーデ画像作成機能をASP提供

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iQon-ElleShop

最近、イタリア発のグローバルオンラインモール「Yoox」との連携を発表した「iQON」にまた新たな動きがあった。ハースト婦人画報社が運営するオンライン・セレクトショップ「ELLE SHOP」にコーディネート画像作成機能をASP提供するという。今回の機能導入により、ELLE SHOPはその特徴であるファッション誌エディターがセレクトした商品を、コーディネートでより魅力的に表現することが可能になる。

iQONの機能を活用して作成されたコーディネートは、ELLEのトップページや個別の商品ページにコーディネート例として掲載される。また、iQONサービス内のオフィシャルユーザとして「ELLE SHOP」公式アカウントを開設し、週に数回のペースでELLEのコーディネートをiQON内で公開していく。最近、コンテンツとしてのコーディネートへの注目が高まっている。ZozotownもCM展開などでショップスタッフによるコーディネートを推している。Vasilyの金山裕樹氏は今回のASP提供についてこう話す。

ファッションにおいて、コーディネート提案はキラーコンテンツだと思う。でも実際にコーデ写真を撮るのはコストも労力もかかって大変。それをiQONの機能を使ってバーチャルにすることで手軽に行うことができる。

iQon-onsale-items若い女性に人気のiQONだが、月間訪問者数は200万人、投稿された累計コーディネート数は40万を超える。日々更新される100万件以上のアイテムを使って、毎日1,000件以上のコーディネートが投稿されている。週末のコーデ投稿数は倍の2,000件。コーディネートが作成される時間帯は、主に週末や平日の21時以降だ。家でリラックスしながら、ファッション誌をめくるようにiQONをパラパラと見て、気になるアイテムでコーデをつくるのだという。

iQONで実際にコーデを公開するのは、20万人の登録ユーザのうち1万人に留まる。ユーザにアンケートをとったところ、コーデを公開しない大きな理由は、「時間がない」と「センスに自信がない」だった。これらの課題を解決し、より多くのユーザにコーデを作成してもらうため、決められた位置にアイテムを配置していくだけでコーデが完成する機能をリリースしたところ、コーデ公開数が130%になった。

40以上のECサイトと連携するiQONだが、その中の10サイトでは買い物好きな女性に嬉しい追加機能を提供している。iQONの中でアイテムをLIKE(ブックマーク)しておくと、その商品がセール価格になった時、また在庫がなくなりそうな時にスマホにプッシュ通知してくれるのだ。月間のLIKE回数は150万回を超える。また独自調査によると、iQONに登録されている商品の約半数が根下がりするという。

ECでのモノの買い方は今が変化の過渡期。スマホやタブレットの普及、ソーシャルメディアによる情報の取得、ショールーミング、決済など、様々な要因によってこれから数年で大きく変わっていく。iQONはその中でも、「モノがたくさんありすぎて欲しいものが見つからない」という問題にフォーカスし、欲しいと思えるものとの出会いを沢山つくっていきたい。

商品ページにiQONでつくったコーディネートを掲載するだけで、商品が手元に届いた際のコーディネートの参考になるだけでなく、一緒に来たい他のアイテムも見つかる。ECサイト内の回遊率や顧客単価にも影響が期待できそうだ。