日本のeマーケティング会社オプトがデジタルメディアネットワーク会社Catcha Digital Asiaを買収

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日本のeマーケティング会社オプトがCatcha Digital Asiaを買収した。Apple APACの元オンラインマーケティング部門の統括責任者である菊永満氏がCEOに就任する予定だ。

アジアで最大級のeマーケティング会社である日本のオプトは、デジタルメディアネットワーク会社のCatcha Digital Asia Pte Ltd(CDA)をCatcha Group Pte Ltd(Catcha Group)から買収したと先日発表した。

この買収に伴い、Apple Asia Pacificの元オンラインマーケティング部門統括責任者だった菊永満氏(現在オプトのアジアパシフィックビジネスゼネラルマネージャー)がCDAのCEOに就任することになる。

2009年12月に設立され、シンガポール、マレーシア、インドネシアにオフィスを構えるCDAは現在、CEOの菊永満氏が指揮をとっている。Catcha Digital Asia(CDA)は優れたオンライン広告ネットワークであり、自社のオンラインメディア製品を通じてオンライン世界でブランドをつないでいる。

オプトは日本、韓国、中国で事業展開しており、従業員数は1261名、JASDAQに上場している。年間売上は8億2500万米ドル。 CDAの株式90%を買収するという同社の決定は、アジアにおける地位の強化と、ASEAN地域でのクライアントの要望を満たすワンストップデジタルソリューションとしてのCDAの活用を狙ったものだ。こうしたクライアントには、急成長するASEAN市場への進出を目指す日本企業も含まれる。

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オプトは海外展開戦略の一環として、検索エンジンマーケティング(SEM)やディスプレイ広告といった実績ベース広告の専門家を東南アジアへ派遣する予定だ。どちらの分野においても、Optは日本でマーケットリーダーとなっている。さらに、オプトは現行のCDAの広告ネットワーク事業を強化し、オプトのノウハウをCDAに導入する。これには、ディスプレイメディア、ソーシャルメディア、データおよび検索連動型広告全般に渡るオプトの持つ管理・ソリューションノウハウへのアクセス提供などが含まれる。

買収条件の一つとして、Catcha GroupはCDA株の10%を保持することになる。国際投資会社のCatcha Groupは、CDA以外に13に及ぶ国の多くの国際的なオンラインメディアブランドであるiProperty Group Ltd、iCar Asia Limited、Dealmates.comなどを傘下に持つ。

Catcha GroupのCEOを務めるPatrick Grove氏はEchelon 2012で基調講演を行っている。

【via e27】 @E27sg

【原文】

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