カカオ社CEO イ・ソクウ氏「モバイル・ソーシャル・プラットフォームを構築する」 #bdash

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本稿は、B Dash Camp 2013 in 福岡の取材の一部だ。

今日開催されている B Dash Camp 2012 in 福岡で、カカオのCEOイ・ソクウ(이석우)氏は、韓国やアジア周辺における、モバイルチャット・アプリ「カカオトーク」の隆盛について説明した。イ氏は、日本におけるカカオのパートナーである Yahoo Japan の検索事業責任者・宮澤弦氏のステージに参加した。

これまでに、カカオトークのダウンロード数は8,600万件を超えている。ここ日本でのダウンロード数は1,000万件だ。イ氏は1日のユニークビューが2,900万件を超えており、毎日48億件のメッセージがやりとりされていると説明した。

これらの数字より重要なのは、イ氏が述べた売上の金額だろう。彼によれば、2012年に同社の売上は4,200万ドル、利益は650万ドルに達した。これらの売上の多くはプラットフォーム・ビジネス、特に、ゲーム、ソーシャル・コマース、広告によるものだ。

しかし、現在はまだ手始めに過ぎず、カカオトークの持つソーシャル・レイヤーにより、ユーザが友達に買いたいものを見せるなどして、Eコマースの分野にさらなる成長をもたらすだろうと述べた。

LINE株式会社のCEO森川亮氏は前列に座っており(今日のセッションで登壇済)、イ氏は LINE がやっていることから、いくつか学べる部分があると語った。

グローバルにビジネスを展開する上で、我々は森川さんから多くのことを学ぶ必要がある。我々のユーザは70%が韓国国内に居て、極めてローカルだ。韓国国外への進出は難しい。そこでカカオでは異なるアプローチを取っている。(中略)我々は Yahoo Japan と提携し、他の地域についても、それぞれのローカルパートナーと協業していきたい。

LINE とは対照的に、カカオトークは違ったアプローチをとっており、彼らはビジネスがうまく行きそうな場所を探してから、そこでビジネスを始めるようにしている。

これら2つのモバイル・チャット・アプリの巨人が進んで来た軌跡は多くの点で似通っており、互いに自分のローカル市場を寡占している。しかし、国際展開においては異なる哲学を持っており、どちらの戦略が功を奏するかは見ものである。

【原文】