大好きだった中古アイテムを、ソーシャルとビジュアルを活用して購入・販売するマーケットプレイス「Lovvd」

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Lovvd-logo-300x300ファッション系スタートアップはかなり人気がある。eコマースモデルで運営されているサービスは特にだ。Lovvdはeコマースとソーシャルメディアのモデルを組み合せたサービスで、ユーザが中古のバッグや靴を購入・販売できるようにするという面白い工夫をしている。

ファッション好きの人はおそらく、中古品のアイテムを「使っていたアイテム」というよりも「大好きだったアイテム」と呼びたいだろう。

車好きの人が自分たちの車を大事に扱ったり、ガジェット好きの人がアップグレード後に古くなったガジェットでさえも手放したくないと思うのと同じだ。Lovvdは靴とバッグが大好きな人たちを結びつけるサービスで、大好きだったけどもう使っていないプレミアブランドのアイテムに新しい持ち主を探すことに特化している。

e27は共同設立者のRalph Wintle氏に話を聞いてみた。同氏は、Lovvdは現在ベータ版ではあるが、中古のバッグや靴を販売する同サービスはトラクションを獲得しつつあり、特に最近ローンチしたMVPプログラムによってトラクションは伸びていると説明した。

Wintel氏がこの中古ファッションアイテム販売・購入マーケットプレイスを構築しようと思ったのは、実は姉(もしくは妹)のAnickaさん(同じく共同設立者)が彼女自身のものを販売しようしているのを見たからだった。

「中古・ビンテージのアイテムの再販・リサイクルすることにおける問題は長い間存在しています。私がそれを目撃したのは、姉(妹)がこの前のクリスマスに、大好きだったデザイナーの靴の何足かを処分しようとしているときでした。」

問題は2つ。1つは価格だ。ルイヴィトンやシャネルといったブランド品は必ずしも一般消費者向きとは言えない。だが、そういうプレミアのユーザにリーチしようと思ったら、まずはプラットフォームでその人たちの心を惹きつけなければいけない。だが、eBayは必ずしもうまくいっているとは言えない。eBayで偽物(もしくは「A級品」)の取り扱いが増えていることを考えると特に、同サービスの活用が良いとは思えないのだ。

Wintle氏は、写真志向型のソーシャルネットワークでそれらのアイテムを販売するというコンセプトに興味をもったと言う。

「(姉もしくは妹の)友達みんなが中古のアイテム(しかも結構高価なアイテム!)を販売しようとしていることに私は気付きました。でも、彼女たちはeBayを使ってなかったのです。そういうことが非常に面白いと思ったし、決済などもできて、配信のメインツールとしてInstagramを使った、専用のマーケットプレイスを作れば、ファッションアイテムの中古品販売・購入の環境が良くなると考えたのです。」

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Lovvdでは、ユーザがそれぞれのInstagramのアカウントから写真を選べるようにしているので、アイテム掲載用の写真を簡単に入手することができる。同氏はまた、特定のハッシュタグ ——例えば、#lovvdbagsや#lovvdshoesなど—— が使われた時にリアルタイムでリストアップされる機能を取り入れようと取り組んでいる。

プレミアのアイテムに特化しているものの、同サービスがすぐに大きな実績を上げるとは思えない。とりわけ、彼らがユーザを承認することに今も神経質になっている状態なので、実績を上げるには時間がかかるだろう。

「今のところ、販売のために掲載されているアイテム数はあまり多くありません。というのは、誰がLovvdで販売してもいいのかということに関して、私たちはまだかなりこだわっているからです。この最新バージョンを完成させれば、より多くの販売者を承認し、サイト上に多くの販売アイテムが掲載されるようになります。」

これは同ブランドにとっては実にいい事だ。Lovvdは「同サービスを利用する購入者が最高の中古アイテムだけを買っていることを保証するために販売者を注意深く選定し、量ではなく質を提供することに専念」しているとAnicka Wintle氏は書いている

Lovvdは販売額の10%を手数料として受け取る。その中には、PayPalの手数料(約3~4% —— 取引の種類や国によって異なる)も含まれている。同サービスは現段階では出資を受けておらず、Ralph Wintle氏自身とAnicka Wintle氏だけで運営している。

Ralph Wintle氏は、スタートアップインキュベータでアクセラレータのProudcloudで働いており、ProudcloudのJason Torres氏(Artiste ConnectとStartups.PHも運営)の助けを少し借りてLovvdをコーディングした。一方、Anicka Wintle氏は現在オーストラリアのシドニーにおいて、ファションPR業界で活躍している。

興味深いのは、Ralph Wintle氏が実は法学部を卒業しているのに、どうやら起業が同氏の天職だと見出していることだ。

「スタートアップの構築に挑戦してみたいと思ったのです。何回もの失敗を重ねて、私の最大の弱点はテクノロジーを理解していないことだと分かりました。それで、コーディングを学ぶことに決め、昨春にシカゴのCodeAcademy(現在は www.thestarterleague.comとして知られている)で勉強しました。今では、Proudcloudで人の力を借りず1人でRailアプリを構築しています。」

Lovvdがlovvd.comで提供しているものをぜひチェックしてみてほしい。

【via e27】 @E27sg

【原文】