東南アジアのスタートアップが直面している最大の課題は、スタートアップエコシステムの悪さではない

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who-me-315x315最近、東南アジアのスタートアップエコシステムに関する記事をいくつか見かける。そして、筆者もそれに関して何かを書かなければと感じている。筆者がこれまでに読んだ記事は、どこかで聞いたことのある論調ばかりだ。

つまり、東南アジアの人は冒険心がなく失敗を恐れているとか、シリーズAの投資家が十分にいない、といったことなどだ。

私に言わせれば、これはすべて1つの大きな問題が原因だと思う。それは、単に、起業家として力不足なのだ。(もっとまともな起業家になれると、私は真っ先に手を挙げよう。)

良いチーム、良いプロダクト

話はいたってシンプルだ。良い起業家は良いチームを築く。そのチームは良いプロダクトを構築してそのプロダクトにお金を払ってもいいと思うユーザを惹き付けてくれる。シリーズAの資金が必要?アジアにも資金を提供する投資家はいる。でも、すっごくいいプロダクトを構築できることを証明することが先だ。

自分のサービスがトラクションが得られること、ビジネスモデルが拡大可能で収益の上げられるものであることを証明しなければならない。(もしくは、投資家が賛同しそうないい夢を売り込むこと。)もしそれができないなら、助けてくれる人は誰もいない。たとえシリーズAの投資家が何百万人いても、取るに足らないスタートアップに投資をする人はいないだろう。

シリーズAの投資家はどこに?

それでは、出資の準備ができているお金を持ったシリーズAの投資家とはどこで出会えるのだろうか?それは起業家として自分で取り組まなければならない問題だ(だから起業家は強く、かつ機知に富んでいる必要があるのだ)。

シリーズA以上のラウンドまで資金を調達したスタートアップを見つけることは難しいことではない。MyRepublicのように、投資家40人から1000万米ドルを掻き集めたスタートアップもある。そんなことできるのか?もちろんできる。でも、素晴らしいチームとプロダクトがなければ無理だ。

起業家としては、エコシステムを見ながら、頭を振って「やれやれ、なんて有様だ。企業を築くにはいい環境じゃない。ちょっとその辺に座って、すねてしまおう」なんて言うべきではない。そういう問題は業界の全体像を書くブロガー達に任せておけばいい。

エコシステムではなくまず自分を変える

東南アジアのスタートアップエコシステムが駄目なことは認める。確かにTechCrunchで読むようなバラ色ではない。だが、東南アジアが良い起業家に不足しているわけではない。もしあなたが起業家でこの記事を読んでいるなら、エコシステムのせいにするか、それとも、ターゲットユーザのために良いプロダクトを構築する努力をするだろうか?起業家なら後者を選ぶべきだと私は思う。

良い起業家になるには、時間もかかるし失敗も必要だ。起業家精神を持つことは1つのライフスタイルであり、長く時間のかかる道のりだ。取り組めば取り組むほど、能力は伸びる。東南アジアには良い起業家が必要で、あなたもその1人になることができる。もしあなたが起業家なら、今後、いくつもの失敗に直面するだろう。それに慣れていかなければならない。

私に言わせれば、エコシステムの問題なんて放っておけばいい。エコシステムは変えられないけど、自分のスタートアップの方向性は立てることはできる。だから、起業家の仲間たちよ。コントロールできる範囲の最大の問題は、自分自身にあるのだ。

起業家のMikaal Abdullah氏は次のように述べている。

「今日の課題に今必死で取り組んでいる起業家が、まさに将来の起業家たちにとっての問題を解決するであろう。」

だから、強くあれ。

【via Tech in Asia】 @TechinAsia

【原文】

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