6月19日〜20日の2日間、ヨーロッパのほぼ中心に位置するルクセンブルクでは、年に一度、テックやスタートアップのビッグイベント「ICT Spring 2013」が開催される。ルクセンブルクという地が、テックや起業の分野でどのくらい認知されているかについては、以前この記事で詳細に触れているので、参考にしてほしい。
さて、ICT Spring 2013 のスタートアップ・コンテストには世界から120社が参加するが、日本から参加するスタートアップ10社の顔ぶれが発表された。SD Japan のサイト上でも、おなじみのスタートアップが何社か含まれるので、この機会に紹介したい。
- Monaca/アシアル株式会社(クロスプラットフォーム・モバイルアプリ開発)
- 株式会社AddQuality(モバイル広告会社)
- 株式会社エニドア(クラウドソーシング翻訳サービス)
- 株式会社ガルチ(ゲームソフトウェア開発・グラフィックデザイン・ゲームソフトウェアデザイン)
- 株式会社Skeed(インターネットコンテンツ配信・共有技術)
- SnapDish /ヴァズ株式会社 (食品写真・レシピ共有アプリ)
- 株式会社supernova (ゲーム・モバイルアプリ開発)
- 株式会社ねこじゃらし (クラウドサービスビジネス)
- BHI株式会社 (スマートフォンアプリ開発)
- NTTアドバンステクノロジ株式会社(通信関連技術・機器)
※ NTTアドバンステクノロジ はスタートアップではないが、ラボ発の新技術を製品化しており、昨年出展した内容の1年後の経過を披露する「One Year After」というカテゴリに出展するとのこと。
ICT Spring は、ヨーロッパのIT/起業先進国を標榜するルクセンブルクが、政府主導の鳴り物入りで4年前からスタート。ヨーロッパでは、Le Web や The Next Web と肩を並べる有名テックイベントに成長し、昨年は60カ国から3,500名に上る起業家、投資家、メディアらが参加したとのことだ。
今年のイベントには、Twitter の共同創業者、EAの創業者、SugerSync のCEO、PayPal のヨーロッパ中東担当CEO等に加え、日本からはALEX社長で前グーグル株式会社社長の辻野晃一郎氏のスピーチが予定されている。日頃からアジアやアメリカでよく姿を見る日本スタートアップが、遥かヨーロッパの地でどのような評価を得られるか、今から楽しみだ。
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