伸びるサービスとその創業者は「似ている」

SHARE:

創業者と言われる人にインタビューをすると、ふと「あ、この人とサービス似てるな」という印象を抱くことがある。

コンセプトはもちろん、サービスのトップページ、ボタンの使い方、色合い、コンテンツの作り、1ピクセルへのこだわり、そいういうものと、起業家の言葉がうまく重なる、といえばいいのだろうか。「ああ、この人は本当にこのサービスを自分の分身みたいに思っているのだな」と。

論証しようとするとえらく大変な話なので、あくまで休日の話題とお許し頂きたいが、ちょっと変わった視点ということで参考までにいくつか、過去に実施したインタビューと合わせてご紹介したい。

VASILY代表取締役の金山裕樹氏と「iQON」

金山氏はイケメンだし、ファッションセンスも(多分)いい。以前のオフィスはアバクロみたいな匂いがしたし、サービスと創業者が似てるという話題を出したのも実は彼だ。

20130512-140430.jpg

一方で、元バンドマンという経歴、挫折からの復活なんていうのも、スマホアプリを出すまでなかなかヒットに恵まれなかったこれまでの紆余曲折と被っていたりする。

iPhoneアプリ版iQONで急成長のVASILY–「24時間好きなことだけ真剣にやる」 via @cnet_japan
【DATA】でiQONの関連記事を読む

nanapi 代表取締役の古川健介氏と「nanapi」

古川氏は論理的な考え方を地道に積み上げていく起業家だと思う。彼の書くブログは起承転結が必ずあり、レゴブロックを組み合わせるように綺麗に構成され、無駄がない。

20130512-140523.jpg

また彼はメモ魔で、取材時には(食事の時も一度メモしてるのをみた)私よりもメモを書いている。まさに彼自身がnanapiのようなハウツーの固まりなのだ。

“当たり前”を地道に積み上げる–訪問者数1000万人を達成したnanapi via @cnet_japan
「就職か起業か」ーーnanapi古川氏が語る学生起業に必要な三つのこと

家入一真氏&ハイパーインターネッツ代表取締役の石田光平氏「CAMPFIRE」と、
家入一真氏&BASE代表取締役の鶴岡裕太氏「BASE」

家入氏はこの他にも多数のプロジェクト(主にLivertyかな)を持っているが、全体的に「小さな力を集めて大きなプラットフォームにする」というものが多い。

20130512-140508.jpg

新しい価値を提供したい人の“きっかけづくり”の場に育てる–CAMPFIRE石田氏 via @cnet_japan
【DATA】でCAMPFIREの関連記事を読む

また、家入氏自身は立ち上げの「第一段ロケット」の役割を果たして、その後の運営をそれぞれの共同代表に任せるパターンが続いている。たまに燃えたりすることもあるが、発射(ローンチ)の成功確立は高い。

他の創業者と違って、「二人でひとつ」なのでバロムワン(※2)みたいな状態だが、両者にインタビューすると妙にサービスと歩調が合ってたりしてやっぱり二人のサービスなんだなと感じる。

投資家として「泥臭い、コンプレックスのある人」にこそ惹かれる–家入一真氏 via @cnet_japan
家入一真氏が「ロックでパンクなVC」partyfactoryを立ち上げへ

20130512-140515.jpg

【DATA】でBASEの関連記事を読む

「どうしてこのサービスをはじめたんですか?」ーーこれはサービスロンチを取材する人の口癖みたいな質問だ。しかし、この質問を100回、200回と重ねると、ここに違和感を感じる場合に当たることがある。

そういう場合は大抵、コピーキャットだったり、自分が本当にやりたいと思っていないのに、どこかのテク系ブログを読みあさって計算ずくで作っている場合が多い。共同購入クーポンやゲームでは比較的「似てない」創業者が多かった。

サービスとあなたが似てるかどうか、一度誰かに聞いてみるのもいいかもしれないね。


※CNETJapanなどで私が実施したインタビューも含まれています。というか全部そうだった。
※昭和世代なら知ってるバロムワンについてはこちらをご覧ください。

----------[AD]----------