ワイヤレスにヘルスケア機器と接続し、個人がモバイルで健康データを管理するアプリ「HEALTHPLAYER」

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healthcare

デバイスの発達により、これまでは計測できていなかった様々な身体データが計測可能となり、その個人の健康情報の管理「PHR(Personal Health Record)」の有用性が注目されるようになってきていた。個人用ヘルスケア機器にも、Bluetoothを備えたものが普及したことにより、自分の健康情報の可視化、管理の実現性が高まっている。

そんな中、ワイヤレスヘルスケア事業を手掛ける、日本のプラクテックスは、5月28日から個人がスマートフォンで健康データを管理できるヘルスケアアプリ「HEALTHPLAYER」のAndroid版を提供を開始した。同アプリの利用は無料。

health ui

「HEALTHPLAYER」は、個人の健康情報にフォーカスしてサービスを提供している。各種健康情報(ヘルスケアデータ)の記録を可能としており、アプリ内蔵機能を使ってスマ−トフォンだけで自動的に消費カロリーと歩数を記録、ヘルスケア機器または手入力により体脂肪率・基礎体温・生理日・血圧・脈拍数等といったデータを記録できるようになっている。

各メーカーのヘルスケア機器に対応しており、FeliCaやBluetoothでのデータ転送が可能となっており、対応ヘルスケア機器はまだ限られているが、今後拡張していく予定だという。

同社は6月下旬以降にiPhone版アプリのリリースを予定している。iOS、Androidの両プラットフォームへの対応の後、ヘルスケア関連ビジネスのプラットフォームを目指して、機能を拡充していくという。具体的には、ユーザのヘルスケアデータに応じたコンテンツのレコメンド・配信や、健康維持のための活動を楽しく継続するための報奨システム・ソーシャルコンテンツの提供等を行なっていく。

医療、ヘルスケア領域におけるICT化が進み、アジアにまで目を広げてみると、シンガポールの健康管理プラットフォーム「DocDoc」、医者が予約できるオンラインプラットフォーム「DoctorPage」、信頼できる医師とユーザを結びつける健康医療系オンラインコミュニティ「CompareClinic」、シンガポールの高齢者の健康管理と安全に特化したヘルスケアアプリ「Silverline」、ユーザの交流を通じてアジアにおけるヘルスケアの改善を目指す「MeetDoctor」、医師にリアルタイムで相談できるインドネシアのアプリ「Dokter Gratis」など、健康や医療という市場に取り組むスタートアップは数多く誕生している。

ウェアラブルデバイスやデータの収集・活用への注目が集まる中で、この領域には着目していきたい。

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