楽天 三木谷氏、LINE森川氏、GMO熊谷氏、フジテレビ亀山氏による対談「日本からイノベーションを産み出せ!」ライブブログ #IVS

by Rick Martin Rick Martin on 2013.5.23

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これは、札幌で開催されている Infinity Ventures Summit 2013 の取材の一部である。このイベントについて、さらなるレポートはこのリンクから読むことができる。


Infinity Ventures Summit 1日目の最終セッションには、日本のインターネット界からビッグネームが顔を揃えた。楽天CEO三木谷浩史氏、LINE株式会社CEO森川亮氏、GMOインターネットCEO熊谷正寿氏、フジテレビ常務の亀山千広氏らが登壇、日本経済新聞・編集委員兼論説委員の関口和一氏がモデレータを務めた。このセッションは日本語で行われたが、以下には同時通訳から選んだ内容を列挙している。

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楽天CEO 三木谷浩史氏

18:07 – 冒頭、楽天の三木谷氏は、日本語で話すのは気分がしっくりこないとジョークを言った。彼は新経済連盟の話で口火を切った(先月開催された、新経済サミットの模様を取り上げている)。変化をもたらすには、ある種の「ガラパゴスの壁」を克服しなければならないと述べた。

18:11 – 三木谷氏は、このイベントのためにシリコンバレーから日本を訪れた起業家達に、日本はルネッサンスの真っ只中にあると述べた(Phil Libin もそのように表現していた)。6月にはアベノミクス会議を開催し、人々に新経済連盟への参加を呼びかけたいとのことだ。新経済連盟は、日本の経済を発展させるにあたり、政府と密接にコミュニケーションを取りたいと考えているようだ。

18:15 – 日本が直面している挑戦は何か? 熊谷氏は日本の税率が他国の4倍であることが、世界と競争する上で日本を不利にしていると述べた。

18:19 – フジテレビの亀山氏は、日本のインターネット動画の隆盛により、日本のマスメディアは不利な状況にあると説明した。

18:27 – 亀山氏は、インターネット時代におけるマスメディアの役割について話した。企業間で目標を共有できるなら、共通の理解に基づいて協業すべきだと述べた。協業可能なスタートアップ・インターネット企業が、何をして何を見ているか、調べてみる必要がある。(その進め方についても)

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GMOインターネットCEO熊谷正寿氏と、フジテレビ常務・亀山千広氏

18:30 – (三木谷氏が退会したことで知られる)経団連から出される発言は、あたかも経済界を代表する声であるかのように見られている。人々はそう思っている。しかし、それは必ずしもビジネスの意見を反映するものにはなっていない。

18:33 – 三木谷氏は、遠隔教育について政府に進言しているが抵抗に合っている。これまでは対面教育が普通だったからだ。薬をネットで買うことができなかったが、薬の対面販売の規制を廃止に持ち込んだ事ことは重要だと語った。

18:35 – 森川氏は社会が変わりつつあると述べた。金融など、多くのことが変わりつつある。日本では歴史上、変化は外圧によってもたらされて来た。しかし、今日、我々は自ら変化のエンジンを作っている。これは変えるのが難しい文化だ。ある種の革命のようなもので、新経済連盟はインターネット界でそれをやろうとしている。(ドコモとの協業により)我々も日本のみならず、我々はグローバルに競争する必要がある。新しいものを作るべく、共に努力していきたい。

18:48 – メディアは一方通行のコミュニケーションに使われてきたが、それは変わった。今や個人が重要になっている。

18:50 – 私は、インターネットが電力のようなものになると思う。多くのデバイスは、その画面のサイズによって使い分けられるようになるだろう。Google Glass のようなウエアラブル・コンピュータは興味深い。一つ欲しいと思っている。5年から10年のうちには、コンタクトレンズにようになるだろう。この環境下で最大のコンテンツはコミュニケーションであり、ソーシャルメディアがその多くを占めることになるだろう。そのスピードに負けないよう、マスメディアも注力すべきだが、おそらく勝つことはできない。

18:53 – 三木谷氏は、エンターテイメントとコミュニケーションとしてのショッピングについて語った。日本で、彼のこれまでのショッピング体験では、ショップ店主との会話を楽しんだ。アメリカでは、金融取引もソーシャルメディアのようなものになりつつある。日常のすべての活動が、もっとソーシャルになっていくだろう。

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LINE株式会社CEO森川亮氏

18:56 – 森川氏:日本では、人々はよく鉄道を利用するので、モバイルを使ったり、モバイルゲームで遊んだりする機会が多い。自分で車を運転しなければならない国では、そうは行かない。(最先端にある)モバイルに関しては、我々が注力すべき領域だろう。

19:05 – 三木谷氏:日本市場は縮小しつつあるので、国際市場で競争しなければならない。しかし、日本のシステムは閉鎖的なので、多くの優秀なエンジニアが日本を離れていく。アメリカには20万人から30万人のエンジニアがいる。日本はエンジニアの数が不足しており、海外から招聘することもできるだろう。しかし、そこにはビザの問題がある。

19:13 – 森川氏はフジテレビの亀山氏に、エンジニアが賞賛されるようなドラマを作ってほしいと述べた。聴衆は拍手した。

(完)

【原文】

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