投稿数は3倍、売上は2倍ーー成長する語学添削ソーシャルネットワークLang-8が狙うのは「スマホ」と「世界」 #on_lab

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言語圏の違うユーザー同士がお互いに言語を添削しあえるソーシャルネットワークLang-8は5月14日、OpenNetworkLab DemoDay Spring 2013 の壇上で、3カ月に渡るアクセラレーションの成果を発表した。

京都大学の学生ベンチャーが2007年に創業した手作りのサービスは、新しいチーム、新しいデザインを纏い、次への展開をみれるまでに成長していた。

ユーザー数は現在約60万人、217の国で利用されていて、アクセスの7割が日本以外の海外。OpenNetworkLab(ONL)に入るまでも月間で15,000人ほどの会員登録があったそうだが横ばい。次の成長を求めたLang-8代表取締役の喜洋洋氏が決断したのは、拠点となる京都を捨てて、東京に出てくることだった。

2013年1月に開始された第6期OpenNetworkLabのプログラムに応募、約100組のチームから選出された3枠に滑り込んだ。

ここからの展開は早い。チームに元クックパッドエンジニアの佐々木達也氏が参加し、さらにデザイナーも加えて三人のチームとなったことで、大きく成長するきっかけを掴んだ。

「しぶとくあきらめずにやってきた」という言葉にあらわれていたように思うが、このアクセラレーションプログラム期間中、ずっとPC版の改善を実施してきたそうだ。結果、投稿数は改善前の3倍、50%台だった英語の添削率は90%に改善、有料会員数、売上はONLに入る前の2倍に増加した。

しかし創業から6年も経過しているLang-8にとって、求められるのはさらなる成長だ。代表取締役の喜洋洋氏が挙げたのは「スマホアプリ対応」だ。

「PC版でキャッシュフローが改善されてスマホアプリを攻める準備ができた。CGM型の言語学習サービスでスマホに集中しているサービスはまだない。ここを攻めて、世界を穫りたい」(喜氏)。

ビジネスモデルについては、これまでの広告、有料会員に加えて、有料添削や、添削チューターをマッチングして手数料を取るモデルなどを検討しているとした。

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