シンガポールに拠点を置くNPO法人One Cent Movementが、自らの資金調達と運営維持のため、WeFuelというフードデリバリープロジェクトを立ち上げた。同プロジェクトは、オフィスで働く人たちにおいしい食事を届けようと奮闘している。
まずはじめに、WeFuelは朝8時から昼12時までシンガポールの中央ビジネス地区(CBD)内で小籠包を配達する予定だ。1箱3シンガポールドル(2.43米ドル)で、湯気が立つほどアツアツの小籠包が5個入っている。スケールメリットを生かすため、WeFuelは今のところ一度に60人分以上の注文を出してくれる会社のみを対象として宅配を行っている。
グルメな私としては、小籠包の配達は大変な仕事のように思える。中のスープがこぼれないように皮が十分厚いことに注意し、また配達中に冷めて硬くならないようにも気をつけなければならないからだ。
このプロジェクトを率いるSean氏によると、WeFuelは食べ物ができてから45分経っても温かいまま保存できるような、確実に長持ちする入れ物を完成させる予定だ。すべての注文ははじめのうちは私用車で配達されるが、これは後に変わる可能性がある。
この事業モデルは販売量の面ではかなり上手く機能する。最低注文量の60箱で約20シンガポールドル(16.20米ドル)の利益が上がるとSean氏が教えてくれた。WeFuelはまた、海南鶏飯(海南風チキンライス)やチャークエイティオウ、キャロットケーキ、ワンタン麺、ロジャックなど他の有名なシンガポールの美味しいものを将来提供できるよう検討している。
これからはオフィスを出ることなく自分のデスクで良質の食事をとることができるようになり、働く時間を増やすことができるだろう。正直なところ、たまにオフィスを出るのは良いことだと思っている。長時間座っていると健康上のリスクをもたらす可能性があるからだ。良くない姿勢ならなおさらだ。
WeFuelおよびフードデリバリーサービスについてもっと知りたければここからウェブサイトへアクセスできる。
【via Tech in Asia】 @TechinAsia
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