最近ベトナムにおけるチャットアプリに関することをよく記事も取り上げている。その理由は、モバイル市場が非常に重要な成長期に入り、国内外の多くの企業が参入を図っているからだ。
読者の方に思い出して頂くために、今までに発表してきた数字を見てみよう。KakaoTalkとLineはどちらもベトナムで100万人のユーザ数を獲得している。最初にサービスを展開したViberは350万人、WeChatは機能的に土俵の外、Whatsappについては明らかではない。
ベトナム発のチャットアプリZaloのユーザ数は200万人に達した。これはVNGとって大成功であり、ベトナムにおいて最も早く成長した国産モバイルアプリの1つでもある。VNGでウェブ/モバイル分野の責任者を務めるVuong Quang Khai氏は次のように語っている。
「200万ユーザ達成というのはZaloにとって重要なマイルストーンです。ご存知の通り、ベトナムのモバイルインターネットは始まったばかりで、モバイルサービスは新しいチャンスがまだまだあります。弊社の次のゴールは500万ユーザを達成することです。これはスマートフォン市場の50%にあたります。」
Zaloの急成長は、現地でのサポートによるところが大きいが、さらに大きな役割を演じたのが広告だ。これによりZaloのようなチャットアプリが市場に入り込み、そしてアプリを利用するということがなかったスマートフォンユーザさえリーチすることが可能になった。
いろいろな面で、VNGはベトナムのスマートフォン市場の水準を高めるという大変な仕事に取り組んでいる。多くの場合この市場ではアプリやサービスを利用するためというよりは目新しさからスマートフォンが購入されているのだ。
インフォグラフィックを見て興味深いのはZaloが海外のユーザも獲得していることだ。これは海外にいる多くのベトナム人や、妙な話だが韓国人と結婚したベトナム人女性が一因になっていると考えられる。
数ヶ月以内に英語にも対応したバージョンがリリースされる予定で、Zaloはさらに世界へ進出することになるだろう。また、アプリの通話機能のクローズドベータテストが現在行われている。
Zaloの成長についてのさらなる詳細は下のインフォグラフィックをチェックしてほしい。ベトナムにおけるモバイルの成長について興味深い洞察が示されている。
【via Tech in Asia】 @TechinAsia
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