攻めるSTORES.jp、イ ー・ガーディアンと業務提携して24時間365日の「安全」監視体制を開始

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インスタントにECストアが開店できるSTORES.jpBASEのような新興サービスが勢い良く成長する中、私は以前このような記事で両社にその安全性や対策について聞いたことがあった。

新興のECは安全か?ーStores.jpとBASEにトラブル対策を聞く

そして今日、これに対するひとつの回答が届いた。24時間365日の監視だ。

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STORES.jpを運営するブラケットは6月26日、掲示板監視・投稿監視のイ ー・ガーディアンと業務提携し、365日体制の有人監視を開始することを発表した。

これにより全てのSTORES.jp内のストア商品を対象に目視での監視をおこない、利用規約に反するユーザーを発見した場合、利用停止や強制退会などの処分を実施するとしている。

代表取締役の光本勇介氏によれば、2012年9月のオープン以降トラブルが発生した事項はないというものの、利用ユーザーが法人というよりは個人事業主に近い人も多く「今後、悪質なユーザーも増えてくる可能性がある」と今回の体制強化に踏み切ったという。

「サービス運営会社としてトラブルの未然防止や問題の早期発見・対応のための取組みは必要不可欠だと考えているため、このようなサービスの健全維持のための体制を整えました。またこれは、STORES.jpとパートナーシップを組んで頂く予定の各大手企業様などに対し、安心してお付き合い頂くための戦略的な施策でもあります」(光本氏)。

しかしSTORES.jpは次々施策を打ち出してくる。BASE側にもいろいろ動きがあるようなのだが、スタートアップらしいスピード感だ。一方で運営元のブラケットは外部からの大型資本注入をしているという情報はない。ここまで無料での提供を続けて大丈夫なのかと老婆心ながら尋ねてみたところ、プレミアム会員でのビジネスが上手く回っているのだという。

「ありがたいことにプレミアム会員から適切に収益があがっていて、その原資をこれらのコストに充てています。私たちにはビジネスモデルがありますので、事業という面でも健全にサービスは運営できていると考えています。本気で安全で健全な「新しいEC市場」を創造できるよう体制を整えてまいります」(光本氏)。

若いスタートアップが権利や危険性を顧みず、そのまま突き進んでお間抜け炎上、サービスを閉鎖する例はここ数年でもいくつか思いつく。ECプラットフォームのように公共性の高いサービスであれば、尚更のことかもしれない。考えることは多く、やれることは少ないのがスタートアップだが、ぜひ用心して更なる拡大を期待したい。