リアルビジネスを「クラウド化」する4つの注目スタートアップたち

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レストラン予約サイトからクーポン連動のCRMにチェックイン。インターネットの歴史を振り返ると、オフラインとオンラインを繋げる取り組みというのは多岐にわたって繰り返されてきた。

この流れは主にマーケティング視点で「クリックアンドモルタル」や「Online to Offline」などの言葉を生みだし、いつでもネットに繋がるスマートデバイスの登場でさらに加速することが予想されている。

一方で、少し違った視点でオンラインとオフラインを繋げようとしているプレーヤーが現れてきた。彼らに共通するのは「クラウド」という考え方をリアルビジネスに取り入れて新しいモデルを構築している点だ。

ここにある4つのスタートアップを参考に、その特徴をまとめてみたのでご覧頂きたい。

リアルビジネスのクラウド化とは

これからご紹介する4つのサービスはほぼ似たようなビジネス構造を持っている。特徴的なポイントと併せてご紹介したい。

1:全国に点在するリアルビジネスを仮想的なリソースとして捉える

例:様々な印刷を請け負えるラクスルは自社で印刷設備を持たず、全国の提携印刷所を「仮想的な自社設備」として捉えている。

2:集客や顧客管理などをIT化して一元管理する

例:Cyta.jpは全国の講師や教室の状況をITで一元的に管理し、巨大な教室を少人数で管理することに成功している。

3:在庫リスクが少ない

例:ごちクルはお弁当の注文があってから提携レストランで製造するので在庫リスクが低い

4:リアルビジネスに新しい価値を加える

例:宅麺は全国のラーメン店の商品をほぼそのままの形で自宅で食べれるという付加価値を生みだした。

その他に考えられるモデル

これらのサービスは見た目は価格比較だったり、ポータルサイトだったり、従来ありそうなサービスのように見えるが、その足まわりが同様のサービスとは全く違うことが理解できると思う。

こうやって考えると、身近なリアルビジネスもクラウド化できないか想像が膨らんできてしまう。

クリーニング店、床屋、ケーキ店、ラーメン屋。どんなニーズがあるのかはわからないが、クラウド化(仮想リソース)にしてIT化(効率化)を進め、新しい価値を付加すれば、何かが生まれるかもしれない。

もっと汎用的な流れで考えれば、作業リソースをクラウド化したものがクラウドソーシングだし、クラウド上に大きな投資機関を作ったのがクラウドファンディングとも言える。

一方で、上記4つのサービスでも成長には少しずつ差があるようだ。もしかしたら商材によって合う、合わないがあるのかもしれない。4社の動向に注目しつつ、新しい可能性を探ってみたい。