大企業からスタートアップした8人の決断

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Skydiving

Photo by Michelle Makar Parker

企業で成長を目指すのか、それとも自分で未来を切り開くのか。

会社に入った人であれば先輩たちの姿で、数年後の自分が想像できるのかもしれない。一方で後者は極めて情報が少なく、実際厳しい。

若手のベンチャーキャピタルANRIとSkyland Venturesが主催するSpinout Summit(スピンアウトサミット)は、それでも企業から飛び出して自分で道を切り開こうという人にとって、有益な場所を提供しようとしている。

ANRIとSkyland Venturesは7月4日、過去5回開催されたSpinout Summitの新プログラムとして、7月28日に開催される一日のインキュベーションプログラム「Spinout!」を発表し、エントリーの受付を開始した。このプログラムでは国内の著名キャピタリストと起業家が1日で事業プランを作成、上位者には投資機会も与えられるという。

インキュベイトファンドが実施しているインキュベイトキャンプに近い内容を1日で実施するイメージだろう。詳しい受付方法や内容はこちらにある。

またこれに合わせて「起業を決断した」大企業出身の起業家8人のメッセージも公開されている。以下にご紹介したい。※()は現在の年齢

元リクルート
nanapi代表取締役 古川健介氏/創業時年齢:28歳(32歳)

これから時代が大きく変化していく時に、自分の力で事業を起こせる力をつけなければと思い、それは大企業にいるより自ら事業を創りだすことで学んでいけると思ったからです。

元ソフトバンク、UBS証券
オーマイグラス共同創業者&取締役COO 六人部 生馬氏/創業時年齢:28歳( 30歳)

自分が信じるテーマに取り組みたかったということが起業した大きな理由です。

一度しかない人生、自分が信じることにベットして、思いっきりやってみたいと思いました。それをやる最も良い方法は「起業」だったんです。

元ゴールドマン・サックス、Facebook
ウォンテッド代表取締役CEO 仲暁子位/創業時年齢:26歳(28歳)

一度の人生、予測不可能な方がワクワクするなと思い飛び出しました。起業してからはひたすら予測不可能な日々ばかり送っていますが、最高に刺激的です。飛び出せば必ず成功するというわけではありませんが、長い目でみれば飛び出した方が絶対に楽しい。もし、今動くべきかどうするべきかを悩んで不完全燃焼のまま人生の時間を無駄にしているなら、まずは大胆に動いてみることをオススメします。おもしろき こともなき世をおもしろく。

元Google
CFO代表取締役 佐々木大輔氏/創業時年齢:31歳(32歳)

Googleにて中小企業向けのマーケティングを率いる中、日本の開業率の低さに疑問を持つようになりました。しかし、それを解決するために何かをしようというよりは、自分も起業家になる方が説得力があるのではないかと考えました。そしてGoogleでの仕事が面白かったが故に、それを超える仕事は自分でつくるしかないとも思い、全自動のクラウド会計ソフト「freee (フリー)」を開発するに至りました。

元ヤフー
VASILY代表取締役CEO 金山裕樹氏/創業時年齢:30歳(34歳)

自分にとって大企業への就職というものは起業のための手段でした。大企業が持っている人脈やノウハウを吸収し、いざ自分でやるとなった時の基礎になればと思っていたので、大企業に入社するということがすでに起業への決断だったかと思います。

元パイオニア、リードエグジビションジャパン
クラウドワークス代表取締役社長 吉田浩一郎氏/創業時年齢:37歳(38歳)

富士ゼロックス創業者小林陽太郎さんが紹介した詩で『歩む者のない道(選ばれざる道)』というものがあります。『黄色い森の中で道が二つに分かれていた。残念だが両方の道を進むわけにはいかない。(中略)そして私は人があまり通っていない道を選んだ。そのためにどんなに大きな違いができたことか。』。

大企業に在籍していた時、人生設計研修というものがあり、定年までの年収と生活についてレクチャーを受けました。将来が完全に見通せた時に落胆のほうが大きかったです。誰かが通ってきた道と全く同じのわかりきった人生より、先が見えない人生のほうが興味が湧きました。学生の時、可能性は無限にあってワクワクしませんでしたか?あのワクワクは社会に入ると自分の手で生み出していくものだと思っています。

元モルガン・スタンレー
ビズリーチ代表取締役 南壮一郎氏/創業時年齢:32歳(37歳)

学生時代を含め、特に起業家になりたいと思ったことはありません。たまたま前職を退職して転職活動をしている際に、ふとインターネットって僕らの時代の産業革命なのに、目の前で起こっていることを全く理解できていないなと感じたことがあったんです。

そこで、インターネットをもっとも深く理解するには自分でネットビジネスを営んでみることが一番早いと思い、自分の周囲の不便や非効率を解決する事業を立ち上げました。事業を創り、社会に影響を与えることは素晴らしいことです。起業でもサラリーマンでも、主体性があれば、どんなことでもできるのでがんばってください。

元三井物産、UBS証券
ユーザベース代表取締役共同経営者 新野良介氏/創業時年齢:30歳(35歳)

人生の終わりに、挑戦しなかったことを後悔する生き方だけはしたくないという思いに尽きます。もちろん、たくさんの不安もありました。特に、家族に対する負担を強いてよいのか、という点が一番気がかりでした。でも、自分たちが心から素晴らしいと思う仕事を仲間とつくる、これ以上にワクワクする道は他にないはずだ、という直感が強くあったんです。

最後は『迷ったら挑戦する道を選ぶ』いまは会社の行動指針の一つになっているこの言葉に、当時も従ったのだと思います。

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