位置情報連動ソーシャルアプリ「Momo(陌陌)」、顔文字と有料会員制を導入しマネタイズを開始

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Momoemoitcon

位置情報を利用したソーシャルアプリMomo(陌陌)のバージョン4.0がリリースされた。顔文字のマーケットと有料会員制を導入し、明らかに収益化を目指している。

顔文字というと読者はLINEを思い浮かべることと思う。日本発のこのメッセージアプリは、2013年第1四半期だけで顔文字により1700万米ドルを売り上げている。会員制は中国では有効性が証明されているモデルで、ほとんどすべての種類のインターネットサービスが収益化のために採用しており、依然として優れたビジネスモデルと考えられている。

会員パッケージには12個の特典がある。例えば、会員はフォローできるユーザ数が多く、またチャットグループの定員も多い。料金は月額12元(約1.9米ドル)、あるいは3ヶ月で30元だ。1年利用する場合この方が安くなる。

また、パッケージには無料や割引された顔文字が含まれている。もちろん、さらに多くの顔文字を購入したければ直接買うこともできる。購入の利便性を高めるために仮想通貨のMomo Coin(陌陌幣)が導入されている。最も高価な絵文字は約12元(会員は10.8元)で筆者には非常に高いよう思われるが、中国のユーザがQQ Show(QQ秀)の仮想コスチュームや、Tencent(騰訊)のQQ IM用に作成されたアイテムに数百元を費やしていることを思い出した。またLINEを見れば、このモデルが正しいことがわかるだろう。

Momoがローンチされたのは2011年の8月で、今年の3月にユーザ数が3000万人を到達したと発表した。同社は、2011年にMatrix Partnerから250万米ドル、2012年8月にシリーズBラウンドでAlibaba Group(阿里巴巴集団)、DST、Matrix Partnersより4000万米ドルを調達している。

【via Technode】 @technodechina

【原文】

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