日本のアイドル、AKB48も利用するシンガポールの音声版Twitter「Bubbly」が3000万人ユーザーを突破

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「音声版Twitter」として知られているシンガポール発のマイクロブログサービス「Bubbly」がユーザ数3000万人を達成した。

さらに、同サービスはブランド、見た目、イメージをさらに統一するために、サービス名を「Bubbly」に改名し(以前のサービス名は「Bubble Motion」)、それに応じて、デザインを刷新したBubbly(v3.0)の最新版を先日ローンチした。

刷新されたBubblyの最大の目玉は、録音した音声に雰囲気を加えるサウンドトラックを付けることのできる背景音フィルタだろう。 バージョン2.0で提供されていた12種類の音声エフェクトフィルタに加え、バージョン3.0では背景音フィルタとして新たに「コーヒーショップ」「クラブ」「ボンベイ」などが加わった。これらは、Instagramのピクチャーフィルタみたいなものだが、その音声版というわけだ。

Bubblyは、サッカーのRio Ferdinand選手や、日本の女性アイドルグループAKB48、ボリウッドスターのSalman Kahn氏などのセレブにも利用されていて、このことは多くのユーザが同サービスに惹かれる理由の1つとなっている。同サービスは、iOSとAndroidだけでなく、フィーチャーフォンでも利用ができる。だから、私はBubblyユーザのほとんどがフィーチャーフォン利用者なのではないかと思っているが、この件についてはBubblyに確認を求めているので、回答があり次第お知らせするつもりだ。

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BubblyのCEO、Thomas Clayton氏は声明のなかで、Bubblyは「スマートフォンでもフィーチャーフォンでも、音声メッセージを投稿したり、お互いの投稿に『いいね』やコメントをつけたりすることができる」ので、世界の間にあるギャップを埋めていると述べた。同氏の言うことは本当で、Nokia C3000+と普通のヘッドフォンしか持っていないフィリピンに住む無名の20才の学生はBubblyで驚くほど急速に人気となり、20万人を超えるフォロワーを集めたほどだ。

「私たちは新しい市場にサービスを拡大し続けているので、Bubblyには今、面白い変化がたくさんあります」

とClayton氏は語った。そしてこれは、Bubblyがこれからもっと忙しくなることをほのめかしているようだ。同社は最近、アプリプロダクトの責任者にDavid Sloan氏、プラットフォーム・エンジニアリングの責任者にRocket Internet Asia元CTOのMatteo Pelati氏、そしてアプリ・エンジニアリングの責任者にFusion Garage元CTOのAndrew Alcock氏を加えた。

(アップデート:次の2つのパラグラフにはClayton氏から提供されたさらなる詳細が盛り込まれている。)

Bubblyは、一流セレブと繋がることのできるプレミアムサービスのアプリ内購入から収益を上げている。これはスマートフォン向けの機能で、フィーチャーフォンに対しては、同社は「『付加価値サービス』として通信業と提携」を行っている。Bubblyのユーザ層に関しては次の通りだ。

「当社のトップ市場上位5か国は、インド、インドネシア、タイ、フィリピン、日本です。フィーチャーフォンとスマートフォン利用者の割合に関しては、当社が参入している市場とかなり一致しています。つまり、フィーチャーフォンの利用者が約85%で、スマートフォンではiOSユーザよりもAndroidユーザの方が若干多いです。日本などの国では、明らかにスマートフォンユーザの方が多くなっています。」

Bubblyに興味のある人は、こちらからダウンロードを。

【via Tech in Asia】 @TechinAsia

【原文】

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