ユーザーと一緒にサービスを作るために、Blabo!がユーザーコミュニティ開設機能の提供をスタート

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アイデアクラウドソーシングサービスを運営する株式会社Blaboは、企業に向けて新たにユーザーコミュニティ機能の提供を開始することを本日8月29日に発表した。同機能を使うことで、企業はユーザーからの要望を直接ヒアリングして、自社のサービスや商品開発に活かすことが可能になる。

Blabo!は、2010 年4月に企業がオンライン上で企画会議室を開設できるサービスとしてスタートした。これまで株式会社ロッテ、アサヒビール株式会社、株式会社ガリバーインターナショナル、三井不動産株式会社など、10社以上が会議室を開設し、オンライン企画会議を実施してきた実績を持つ。Blabo!は今年の2月にサービスリニューアルを実施し、アイデアクラウドソーシングサービスとして、新たなスタートを切っていた。

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Blabo!が新しく導入する機能「ユーザーコミュニティ」を利用すると、企業はいつでもユーザーからフィードバックやアイデアを募ることが可能になる。

これによりBlabo!はユーザーと企業が、共にサービス・商品を成長させ、パートナーのような関係性を構築することを目指す。

この機能の導入を決定した背景には、多くのサービス提供者がほとんど顧客の声に耳を傾けることができていないのではないか、というBlabo!代表の坂田氏の考えがある。

ユーザーコミュニティでは、企業はユーザーに問いを投げることができる。この問いを作成するにあたって、これまでBlabo!がサービスを運営してきたことによって蓄積されてきた良質な問いのテンプレートを用いることが可能となっている。問いを投げかけながら、企業はユーザーとディスカッションを実施していくことになる。

これまでのBlabo!でも備わっていた、ユーザーがアイデアを評価する「Blabo!ボタン」も変わらず存在している。企業側は投稿されたコメントのどれにBlabo!ボタンが押されるかをチェックすることで、どの意見が他のユーザーに指示されているのかが可視化される。

最近では、行動データの分析が注目を集め、多くの企業が取り組みをスタートさせている。数字上からわかる改善点に取り組むのもいいが、直接ヒアリングして得ることができる情報をサービス開発に活かしていく手法にも注目したい。

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