5月に日本に上陸した米モバイル決済サービスの「Square(スクエア)」が本日、スマートフォン、タブレットでのクレジットカード決済を可能にするカードリーダーの「Squareリーダーが、全国約1万のローソン店舗で発売を開始したことを発表した。
これまで、「Squareリーダー」はウェブか、Apple storeのみで販売されていたが、今回ローソンで取り扱いが開始したことで、手に入れられる場所が拡大した。
「Squareリーダー」の価格はこれまでと変わらず980円。これまでのボーナスキャンペーンと同様、商品を購入してアカウント登録すると、特典として1,000円が付与される。そのため、端末の価格は実質0円。
一方、日本でモバイル決済のサービスを展開している「Coiney(コイニー)」も本日、手数料を値下げしたことを発表している。8月21日以降の取引から決済手数料が、現在の4.00%から3.24%に下がる。これによりSquareの決済手数料3.25%を下回ることになり、楽天スマートペイ、ソフトバンクとPayPal共同出資のPaypal Hereの手数料に並ぶ。Squareの上陸以降、スマートフォン決済サービスの楽天スマートペイ、Paypal Hereも共に手数料を3.24%に引き下げている。
さらにCoineyは9月中旬より、一部お店舗にて、Coineyに対応したレシートプリンターの提供を試験的に開始することも発表している。これまで取引のレシートは、メールのみでの発行となっていたが、これによりレシートを発行しその場で紙の明細書を顧客に渡すことが可能になった。
Squareはより規模を拡大するための一手を、Coineyはよりユーザーにとって使いやすいサービスにするための一手を打ったことになる。競争が激しさを増すモバイル決済サービス、最もユーザーの支持を得るのはどのサービスになるだろうか。
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