起業家にとってシリコンバレー、ニューヨーク、ロンドンのどこでテック系ビジネスを立ち上げるのが最適か、Bizbrainのメンバーが下のインフォグラフィックを作成した。
どこでビジネスを始めるかは、もちろんそのビジネスの内容やその対象とするマーケットに大きく関係してくるが、多くのテック系企業にとって中国もまた企業を立ち上げるには理想的な場所だ。
Image compliments of Biz Brain
待望のWeChatの最新バージョンが登場した。今朝、iOS版WeChat v5.0がリリースされた。(Android版も間もなくリリースされる)。 ソーシャルゲーム、モバイル決済機能、正式なスタンプストアが搭載されている。また嬉しいことに、iOS 7スタイルのWeChatアイコンも追加されている。 WeChatスタンプストアはこれまでにない機能で、当初からの特色である動く絵文字を簡単に検索できる。…
待望のWeChatの最新バージョンが登場した。今朝、iOS版WeChat v5.0がリリースされた。(Android版も間もなくリリースされる)。
ソーシャルゲーム、モバイル決済機能、正式なスタンプストアが搭載されている。また嬉しいことに、iOS 7スタイルのWeChatアイコンも追加されている。
WeChatスタンプストアはこれまでにない機能で、当初からの特色である動く絵文字を簡単に検索できる。WeChatのモバイル決済とソーシャルゲームの統合は予想どおりだが、今のところ中国人ユーザのみメリットがありそうだ。(情報更新:事実、中国国内ユーザを対象とした同アプリはWeixinと呼ばれ、ソーシャルゲームおよびモバイル決済サービス機能を搭載しているとTencentの幹部は指摘している。)
WeChatは世界中に約4億人の登録ユーザを誇り、中国国外でも7000万人を超えるユーザがいる。
WeChatのソーシャルゲーム連携機能はLineあるいはKakaoTalkのものとほとんど同じように動作する。WeChat経由で対応ゲームにサインインすることで、スコアを共有したりWeChat(メッセージアプリ)内で友達に対戦を挑むことができる。
また、WeChat開発元のTencent(HKG:0700)は、Bejeweled風のゲームTianTian Ai XiaoChuを今朝アップデートしWeChat に対応させた。今後さらに多くサードパーティゲームがWeChat対応になると見込まれている。英語ゲームが対応するのはまだこれからだ。
モバイル決済はWeChat内でQRコードやバーコードを読み取ることによって行うことができる。この機能を採用している中国の小売店を見つけ次第テストするつもりだ。(情報更新:スタンプストアの上記画像に追加。新Hold Together機能に追加。)
WeChatのiTunes Storeページによると、アップデートされたアプリにはチャットあるいはモーメンツからのお気に入りコンテンツを切り抜きセーブする機能が追加されたという。また、Hold Together機能を使って近くにいる友達を簡単に追加することができる。
WeChat v5.0はiOS App Storeから入手できる。
Photo by Mile Miley 世の中的には夏休みということでコラムをひとつ。 競泳400m個人メドレー 少し前、水泳の世界選手権の競泳、男子400メートル個人メドレーで日本人の瀬戸大也選手が優勝したというニュースがあった。 日本人選手がこの種目で金メダルを獲得するのはオリンピック、世界選手権通じて初めてのことだそうで、シンプルに感動を覚える話題だった。 ところでこの種目にはロンドンオリン…
世の中的には夏休みということでコラムをひとつ。
少し前、水泳の世界選手権の競泳、男子400メートル個人メドレーで日本人の瀬戸大也選手が優勝したというニュースがあった。
日本人選手がこの種目で金メダルを獲得するのはオリンピック、世界選手権通じて初めてのことだそうで、シンプルに感動を覚える話題だった。
ところでこの種目にはロンドンオリンピック銅メダリストで、瀬戸選手と同学年の萩野公介選手も出場していた。いくつかの報道を眺めていると、体格で圧倒的に不利とされる欧米人から勝利を勝ち取った背景には、決勝に進んだ二人のライバル関係が大きく関係しているのだという。
ライバルは厄介なものだ。しかし時に強力な力を生み出す原動力にもなる。ーーそう感じた。
ライバルといえば、SDでは以前、スタートアップ・ライバルたちの戦いをこのような記事にまとめたことがあった。(新しいものを現在作成中)
特に成長著しいインスタント・コマースの分野では、BASEとSTORES.jpが競い合い、お互いの獲得店舗数が3万店を超えるタイミングでSTORES.jpはスタートトゥデイと電撃的に提携、子会社化を決めた。ローンチから1年以内の出来事だ。
競い合うことで私たちはそれを連日追いかけ、話題が広がっていく。実際、この動きをウォッチしていた経緯から、既存市場を牽引してきたプレーヤーに取材範囲を拡大させるきっかけにもなった。
特に先週は大きな調達や買収の話題が続いた。たった2日で30億円近くの金額が動く。スタートアップをカバーするメディアは解禁時間と共に一斉にこれを報じる。情報の深さ、切り口、カバー範囲。それぞれ持ち味が違う。私が彼らをライバルというには時期尚早だ。けどやっぱり負けたくない。
SD Japan
ごちクル運営のスターフェスティバルがジャフコから10億円の資金調達を実施ーー全国展開も加速
KDDI系列のmedibaがノボットに続き広告配信事業(DSP)のスケールアウトを子会社化
旅SNS「trippiece(トリッピース)」が約2億円の資金調達ーー元ミクシィ取締役CFO小泉文明氏が取締役に
CNET Japan
お弁当宅配「ごちクル」運営のスターフェスティバル、10億円を調達して全国展開を加速
KDDI子会社のmediba、スケールアウトを買収へソーシャル旅行「trippiece」が2億円を調達–元ミクシィCFOの小泉氏も参画
TechCrunch Japan
KDDI子会社のmediba、アドテクベンチャーのスケールアウトを買収――買収額は10億円程度
ライバルたちの戦いがあり、メディアも競ってそれを伝える。読者のみなさんが新しい市場に興味を持ち、さらに活性化していく。それこそが新興市場を作る上で必要な「エコシステム」のひとつになると信じてる。
スタートアップのライバルに関する話題をもうひとつ。
ある海外カンファレンスで審査員がスタートアップに投げかけた質問がいまでも忘れられない。
「君はそれが世界初だといったね。ではなぜいままでそれを誰も作らなかったのか、理由を教えてくれるかい?」。
スタートアップの回答は忘れた。けど、その後に審査員が返した言葉はやはり印象的だった。
「それが今までなかったってことは『大発見』か『それを使いたいのはあなただけか』そのいずれかだと思うんだけど、君は自分のサービスがそのどちらか分かる?」。
ライバルがいないことイコール優位性ではない。もちろん大発見の可能性もある。けど、ほとんどの場合はニッチを追い求めすぎて、もしくはライバルとの戦いから逃げすぎて、誰もいない市場にひとりでトライしている場合が多い。
ーーさて、恐らくスタートアップして夏休みを謳歌しているようなチームはいないと思う。けど、少し世間が止まってるこの時期だから、立ち止まって考えてみてもいいテーマかもしれない。
あなたのサービスは「大発見」か「自分だけのサービス」か。そのどちらだろうか?
前回に引き続き、台湾のスタートアップ・カンファレンス「IdeasShow」からピッチしたスタートアップを紹介する。 青創組(若者/学生グループ) 自造者社群(ものづくり系) TV App(テレビアプリ) 系統平台組(システム・プラットフォーム・グループ) IDEAS Show+組(資策会のインキュベーション・プログラム出身スタートアップ) 応用服務組(アプリ・サービスグループ) 国際交流組(国際グ…
前回に引き続き、台湾のスタートアップ・カンファレンス「IdeasShow」からピッチしたスタートアップを紹介する。
以上7つのカテゴリのうち、今回は、系統平台組(システム・プラットフォーム・グループ)とIDEAS Show+組(資策会のインキュベーション・プログラム出身スタートアップ)で登壇した16チームのスタートアップを取り上げる。
ウェブサイト http://apps.facebook.com/yoohofarm
バーチャルなゲームを楽しむ(農場を耕す)ことで、実在する農場で作物を実らせることができるプロダクト。ユーザに台湾ゆかりの作物や季節を知ってもらうことが目的。ゲームの中で獲得した景品を、実際の米、ドライフルーツ、乾燥チャーシューなどと交換することができる。台湾の若年層にゲームだけでなく、実社会を学んでもらうことを目的としており、ゲーム内では台湾の5つの実在する農場を再現している。なお、類似したサービスで、日本では愛媛にテレファームというスタートアップが存在する。
ウェブサイト http://www.punapp.com
2012年2月開設、Facebook 上で11.4万件の「いいね」をファンページに獲得している、アプリ開発者/販売者向けのマーケティング・プラットフォーム。アプリレビューを通じて、消費者に効果的なアプリの露出を図ることができる。アプリを開発するスタートアップのニュースや、市場動向についての考察も提供されている。台湾版の AppBank と言える。
ウェブサイト http://www.uniqueone.com.tw(8月12日時点でアクセス不可)
ケータリング・サービスを革新させるためのプラットフォーム。レストラン、ケータリング・サービス提供会社にとっては、顧客満足度、利用頻度などを管理でき、店からユーザに景品を出して質問に応えてもらい、テーブル・クリーニングや飲料水の準備など、追加サービスの有無等の嗜好についても把握できるようになっている。
ウェブサイト http://fandora.tw
2012年5月に設立された、台湾のグラフィック・アーティストが作品を展示・共有できるコミュニティ。現在、登録ユーザは2万人で、参加アーティストは2,000人。2万件の作品が展示されている。A2C (artist to consumer) のプラットフォームになることが目標で、アーティストが制作したデザインをベースとして、1,000品目以上の iPhone/iPad ケースやTシャツをオンライン販売している。
ウェブサイト なし
英語では、S.M.I.P. (Social Magazine Interactive Platform)と表記される。昔ながらの紙ベースの出版社が、電子出版を始める上で技術的な障壁を取り払うことを目指したプラットフォームだ。あらゆるデバイス(PC、スマートテレビ、タブレット、スマートフォンなど)で、インターネットにつながってさえいれば、ユーザはコンテンツを閲覧することが可能。出版社はクラウド上で配信コンテンツを管理でき、読者に対するプッシュ通知機能、ソーシャル・ファン機能なども提供する。
ウェブサイト http://www.moganshopping.com
2007年に開設された、アジア最大のEコマース中継サービス。ヤフオク、楽天オークション、ヤフーショッピング、アニメイト、ZOZOTOWN、ゴルフ・ダイジェスト・オンラインなど、日本の主要なEコマースサービスと連携し、日本国内の倉庫を経由して、世界中に商品の発送を中継する。バイリンガル・スタッフが、出品者と購入者の間のコミュニケーションも中継する。Alipay(支付宝)、銀行振込、クレジットカードでの支払に対応。予め欲しいものを伝えておき、出品されている商品を探してもらうこともできる。
ウェブサイト http://phind.me
家のパソコンと持ち運びするデバイスの双方に接続するだけで、インターネット経由で双方向データがやりとりできるサービス(シンガポールの iTwin に似ている)。最大4テラバイトまでのクラウド・ストレージを提供する。
ウェブサイト http://www.pingluweb.com
関連記事 https://thebridge.jp/2013/07/interview-with-pingluweb
テキストマイニング技術を活用し、評律網は台湾の裁判所が公開している100万件以上の判例データを、分かりやすい図表に整理し、最も適切な弁護士を見つけるのを助けてくれる。
ウェブサイト http://sharecourse.net
2012年に始まった MOOC(Massive Open Online Courses)の流行は中華圏にも及んでいる。ShareCourse は、中国語話者向けの MOOC プラットフォームだ。自分のペースで学習内容をパーソナライズでき、ユーザ毎に講師とディスカッションができる勉強部屋がバーチャルに設けられている。講師からのみならず、ソーシャル機能を使って、他の勉強仲間からも学習をすることができる。
ウェブサイト http://www.0800600519.com(8/12現在、アクセス不可)
ハウスキーピングを依頼できるプラットフォーム。スケジュールや依頼するハウスキーパーなどの管理を、アプリ上で完結することができる。
ウェブサイト http://www.whoscall.com
関連記事 https://thebridge.jp/2013/06/whoscall-ios-app
WhosCall は電話がかかってくると、通知された電話番号をもとに、Gogolook のデータベースに照会し、スパム電話を発信されやすい番号かどうかを特定し、そうであればブロックしてくれる。現在、Gogolook のデータベースには台湾のみならず、世界中の6億件の電話番号が登録されており、電話番号から発信元が誰かを逆引きできるようになっている。メールのスパム探知のしくみを、電話の世界に応用したソリューションだ。
ウェブサイト http:///www.clipick.com
洋服を探すことができるサーチエンジン・ツール。画像認識技術を用いて、オンライン・ショッピングにおけるユーザ体験を充実させる。商品同士を関連づけができるため、閲覧中の商品に対し、ユーザが関心を持ってくれそうな商品を提案することができる。オンライン・ファッション・ブランド、ECプラットフォーム、ユーザ獲得が肝要なプラットフォームを主なターゲットにしている。
ウェブサイト http://www.marsball.org
台湾のスタートアップ立達軟体(Leaderg)の4つ目のオープン・ロボット・プロジェクト。人工知能ソフトウェア・コンポーネントの提供を目標としている。オフィシャル・ウェブサイトである Marsball Headquarter(火星球官方網站)では、音声合成、人工知能、音声認識、画像認識など、クラウドベースの人工知能によるAPIを提供している。
ウェブサイト http://www.ishowlife.com
YouTube を見ていて、最初に画面下に現われる広告をどのようにしているだろうか。多くのユーザはすぐ閉じてしまうだろうし、広告効果は持続しない。そこで、ビデオとコマースを融合する方法を開発した。ビデオの中に商品を埋め込みことができ(プロダクト・プレイスメント)、ユーザはビデオの画面から直接商品を購入することができる。台湾、中国、アメリカで特許申請中。
ウェブサイト http://www.hearhere.com.tw
音声による旅行案内サービス。モバイルアプリを30台湾ドル(約100円)で販売、専門チームによる音声コンテンツ番組を提供する。フリーミアムで提供されており、無料ユーザが一日で聞ける上限は、音声コンテンツ10本まで。
淡水(タンシュイ)名物・鉄卵の店「阿婆鐵蛋(アーボーティエダン)」の話、中正記念堂の正面の階段はなぜ89段あるのか、など、台湾で旅についての質問があれば、我々のサービスで聞いてほしい。
ウェブサイト http://webor.me
ウェブ・クリエイターの仕事を簡素化するソリューション。Webor.me のアカウントを取るだけで、ソーシャルネットワーク、マルチメディア、メンバー管理、Eコマース機能の備わったウェブサイトが5分間で完成する。ユーザはPDFファイルをアップロードし、Facebook や YouTube などの外部リソースモジュールを挿入するだけで作業が完了する。
台湾に限った傾向ではないが、昨年に比べ、ソーシャルメディアを活用したサービスがなりを潜め、一方、O2O やリアルな体験を便利にするためのサービスが増加傾向にある。日本のプロダクトやサービスを台湾人に提供する中継/仲介サービスも目立って来ている。
最終回となる次回は、応用服務組(アプリ・サービスグループ)と国際交流組(国際グループ)のスタートアップと、2013年の IDEAS Show で賞を受賞したスタートアップにスポットライトをあてたい。
アジアのeコマースは、市場に参入する企業と消費者のあいだに旋風を巻き起こしている。それはフィリピンでも例外ではない。初期に参入した企業の中には依然好調なプレーヤーもいれば、新規参入者に遅れをとってしまったものもある。消費にとってはこれからますます選択の幅が広がることになるだろう。 また、巨大化するこの市場に参入しようとしているスタートアップがフィリピンにもたくさんある。そこで、最も人気が高いと思わ…
アジアのeコマースは、市場に参入する企業と消費者のあいだに旋風を巻き起こしている。それはフィリピンでも例外ではない。初期に参入した企業の中には依然好調なプレーヤーもいれば、新規参入者に遅れをとってしまったものもある。消費にとってはこれからますます選択の幅が広がることになるだろう。
また、巨大化するこの市場に参入しようとしているスタートアップがフィリピンにもたくさんある。そこで、最も人気が高いと思われるフィリピンのECサイトを以下に紹介しよう。
Sulit.com.phはフィリピンのeコマース分野に最も早く参入した1社で、設立は2006年9月だ。Sulitはクラシファイド広告サイトで、メンバーは売りたいものがあれば何でも(新品あるいは中古)掲載することができ、買い手は売り手と直に取引を進める。設立してほぼ7年となる現在でもeコマース分野で先頭に立っている。
2013年3月のビジター数は1370万人、ページビュー数は2億8900万回であった。Sulitは、同社サイトの持つフィリピン人消費者の吸引力を背景に、SulitCarsやSulitRealEstateを立ち上げニッチ市場へ果敢に参入した。また、先週には自動車広告サイトのPinoy Auto Traderの買収を発表している。
2009年3月にローンチされたAyosDitoもまたクラシファイド広告サイトで、Sulitの最大の競合サービスだ。同様に、AyosDitoも買い手と売り手が商品を見つけて売買するためのプラットフォームである。AyosDitoは出版社のSingapore Press Holdingsとヨーロッパのオンラインクラシファイド広告会社Schibstedのジョイントベンチャーだ。Schibstedのアジアの姉妹サイトにはMudah.myとChotot.vnがある。
Rocket Internetが支援するLazadaは、2012年3月にフィリピンでローンチされた。総額1億米ドルを調達している。Lazadaの取り扱い商品は家電製品からガジェット、家庭・生活用品、衣類、アクセサリー類と多岐にわたっている。Lazada PhilippinesのFacebookページでは110万回の「いいね!」を達成している。また先月、Android版のモバイルアプリをリリースした。
フィリピンの航空会社Cebu Pacificは1988年にローンチされた。しかし本当に軌道に乗ったのは後の2005年に格安航空会社のビジネスモデルを採用してからだ。つまり、eチケットを割引価格で購入できるということだ。ただし、クレジットカードによるオンライン購入限定だ。
初めは国内便だけであったが、この戦略が軌道に乗ると割引価格での国際線の運行も開始した。Cebu Pacificはいち早く立ち上げられたフィリピン発eコマースプラットフォームの1つで、プロモーションや割引料金を提供することにより消費者に支持され続けている。
アメリカ発のeBayは2007年にフィリピンでのサービスをローンチしたが、その強さは依然衰えていない。Alexaのランキングによるとebay.phはフィリピンで訪問者数が74番目に多いサイトだ。またeBay Philippinesは2011年にKuponanを立ち上げ、日替わりクーポン購入分野へ参入した。
しかし、KuponanはいまだeBay.ph内のサービスに留まっている。そして最近eBayは、ユーザが世界中の売り手にさらに容易にアクセスできるようにするためフィリピン、マレーシア、シンガポールのサイトに新しいインターフェース導入した。
Rocket Internetが支援するもう1つのeコマースサイトZaloraは2012年5月にローンチされた。同サイトが提供するファッションを中心とする商品には衣料品、靴、バッグなどがある。アジア8か国でサービスを展開するこのeコマーススタートアップは、今年行った直近の資金調達でドイツのTengelmann Venturesより総額2600万米ドルを獲得した。またZaloraは2014年にIPOを行う計画を発表した。
TipidPCはコンピューター、ラップトップ、その他関連部品に特化したクラシファイド広告プラットフォームだ。同サイトで販売されている商品は新品のPCやガジェットに限定されておらず、中古品やさらには不良品も掲載されている。買い手のほとんどはいわゆるPC愛好家(とくに予算があまりない)で、故障したコンピューターの修理ができるような人たちだ。
TipidCPは、TipidPC(上記)のパートナーサイトでこれもまたクラシファイド広告プラットフォームだ。しかし、同サイトはフィーチャーフォンやスマートフォンに特化している。掲載されている携帯電話は新品、中古両方だ。同サイトの典型的な広告主は、新品の携帯電話を割引価格で販売している小規模企業か、現在持っている携帯電話を売りたいあるいはサイトに掲載されている別の携帯電話と交換したい消費者だ。
HalloHalloMallは2012年4月にローンチされた。このプラットフォームでは、売り手が掲載する商品を買い手が決済ゲートウェイ経由で直接購入することができる。購入者にはHallo Halloポイントと呼ばれるボーナスポイントが与えられる。ポイントは他の商品の購入に使用できる。現在すでに5000以上のショップが登録されており、サイトに掲載されている広告数は20万件を超えている。
中国のeコマースサイトAliExpressはAlibaba Group会社の一部であるが、フィリピンでも勢いに乗っている。Alexaによるランキングでは、AliExpressはフィリピンのアクセス数ランキングの上位500にランクインされている。
つい最近AliExpressは小規模事業者がまとめ買いしたり、個人客が単品購入するための世界的eコマースプラットフォームとなるべくそのプラットフォームの再構築を実施した。現在、フィリピンで買い物した商品は中国の出店者から買い物客の住所へ直接配送される。
このリストが決定的あるいは科学的なものというわけではないが、役立つリソースになれば幸いだ。読者の皆さんがどのショッピングサイトがお気に入りか、その理由も含めてコメント欄で知らせてほしい。
シンガポールの化粧品定期購入サービスVanityTroveがGlamyboxというベトナムの同業会社を買収した。これによりVanityTroveは3億7200万米ドルというベトナム美容市場進出への足がかりを得る。買収条件は開示されていない。 資金調達の真っ只中であった2012年8月、同社の登録者数は約5000人、発送は1万5000回を超えた。合同チームは美容ブランドの需要に対応するために昨年は3人…
シンガポールの化粧品定期購入サービスVanityTroveがGlamyboxというベトナムの同業会社を買収した。これによりVanityTroveは3億7200万米ドルというベトナム美容市場進出への足がかりを得る。買収条件は開示されていない。
資金調達の真っ只中であった2012年8月、同社の登録者数は約5000人、発送は1万5000回を超えた。合同チームは美容ブランドの需要に対応するために昨年は3人だったスタッフを2013年1月に13人に増やした。同スタートアップの40人の従業員は5か国で働いている。そのうち登録者数上位3位は台湾、シンガポール、タイだ。
同社は今年に入って急速に成長しているが、これと並んでアジアでは化粧品定期購入型サービスの数が増え、Rocket InternetのGlossyboxは撤退した。現在、Samwer Brothersの手がけるスタートアップは日本、韓国、中国のアジア3大化粧品市場に注目している。
2月にVanityTroveは台湾のGlossyboxを買収し、シンガポール、マレーシア、タイ、インドネシアの既存市場を拡大した。インドネシアにおける競争は同国生まれのBeautyTreatsと参入してきたLolaboxとの間で激化している。
化粧品定期購入型サービスのコンセプトはニューヨーク発のBirchBoxというスタートアップから生まれた。それ以降、ヨーロッパからアジアへと世界中に急速に広がっていった。 最新の情報によると、Birchboxの登録者数およそ10万人に対し、Glossyboxは20万人となっている。