ユナイテッドは8月13日、フリマアプリ「メルカリ」を運営するコウゾウと資本業務提携に基本合意したことを発表した。
資本提携の内容としてユナイテッドはコウゾウの株式14.5%にあたる11,000株を取得、さらに将来の関連会社化も視野にいれた上で新株予約権付社債も引き受けるとしている。金額は株式取得に2億2000万円、新株予約権付社債分として8,000万円、総額で3億円となる。
契約締結日は8月28日を予定しており、払込日は8月30日の予定。9月1日付けでユナイテッド取締役兼執行役員の手嶋浩己氏がコウゾウの取締役を兼任する予定も発表されている。
またユナイテッドでは同日にスマートフォン着せ替えアプリ「CocoPPa」の好調を背景に、米国子会社の設立も発表しており、今回の提携による中長期的な米国での協業展開に臨むとしている。
詳しい内容については別途取材の上、お伝えしたい。
【17:00追記】ユナイテッド取締役の手嶋浩己氏およびコウゾウ代表取締役の山田進太郎氏のお二人に今回の提携についてコメントをもらった。
まず、コウゾウ山田氏に具体的なユナイテッドとの連携について聞いたが、やはり快進撃が続くCocoPPaとの連携が主軸のようだ。「ひとつはCocoPPaとユーザー層がかぶるので連携していく」とのこと。
気になる展開のタイミングについて、国内はもう既に動いているらしく、海外についても「やれることは全部やります」と回答してくれた。
手嶋氏も同じく回答を寄せてくれた。まずはメルカリとの連携についてだ。
「CocoPPaとは姉妹アプリ的な感じにして、中長期的に相互送客、共同企画などを継続して実施していきたいと思います。具体的にはこれからですね。
また当社は有力なスマートフォン広告企業(DSP、SSP、アフィリエイトメディア、トレーディングデスク)でもありますから、そこのノウハウや資産は全てメルカリの成長に注いでいきます」。
次に今日同時発表があったCocoPPa米国展開についても具体的に回答を寄せてくれた。
「米国展開はCocoPPaはかなり猛スピードでやっていきます。9月にリニューアル、10月から課金ビジネス投入なので、そこからは日米同時にいろいろやっていく感じです。
米国での課金コンテンツのリクルーティングも既に出張ベースでやっています。メルカリに関してはまずアクセル踏んで日本である程度のシェアとってから米国展開ということになると思いますが、その頃にはCocoPPaが米国でそれなりのポジション、集客力を持っていれば、面白い展開になると思います。
将来関連会社化することを想定した取組なので、かなり踏み込んでやっていきたいと思っています」。
リリースによれば、CocoPPaの米国子会社CocoPPa, Inc.はニューヨークに設立され、現在ユナイテッドでCocoPPa事業部の副事業部長を務める井無田仲氏が代表取締役CEOに就任する。またユナイテッド代表取締役社長の金子陽三氏、および取締役の手嶋浩己氏が同社の取締役も兼任する予定となっている。資本金は30万米ドルで、ユナイテッドの100%子会社となる。
参考情報:メルカリおよびCocoPPaに関する関連記事を下記に掲載させて頂いた。
メルカリに関する記事はこちらのDATAでご覧下さい
CocoPPaに関する記事はこちらのDATAでご覧下さい
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