韓国スタートアップのFlitto、クラウドソーシングでGoogle翻訳に挑戦

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flitto_logo-350x226先日、TechCrunchはSan Francisco Disruptカンファレンスを開催し、何百ものスタートアップと何千人もの人々がコンベンションセンターに押し寄せた。

参加者の中には中国、インド、香港、日本、ベトナム、韓国の使節団を含むグループがいくつかあった。その中でも私のお気に入りは断然Flittoだ。Flittoはすでに200万人以上のユーザを獲得しているアプリを開発したスタートアップだ。

<参考記事> ロンドンのスタートアップ・シーンは今—昨年700社から今年1200社に増殖させたテック・コミュニティの力(Flitto インタビュー)

翻訳アプリがどのようにして200万ユーザを獲得したのか?

Flittoの200万人ユーザは全て同プラットフォームのベータ版で集まってきている。Flittoは、TechCrunch Disruptと同時にベータ版を公開した。しかし、未だベータ版であるというこのアプリはどのようにして200万以上ものユーザを獲得したのだろうか?実際に使って試してみてほしい。

Flittoの設立者兼CEOであるSimon Lee氏に、このモバイルアプリについて説明してもらった。

「例えば、韓国語で書かれた案内を英語に翻訳したいとしましょう。その案内の写真を撮ってFlittoにアップロードするだけです。たった1分ほどで他のユーザが英語に翻訳してくれます。」

驚くべきことに、Lee氏が見せてくれたとおり、実際のユーザの翻訳がすぐに5、6件ほど世界中から送信されてきた。そして数分間のうちに、依頼者側は気に入った翻訳を選んで5つ星で評価する。ベストな翻訳が選ばれたらそれ以上の翻訳はシステムが受け付けない。

言い換えれば、どんな時も、文章や写真、音声などどんなものに対してでも1分以内に正確な翻訳が得られるのだ。それがこのプラットフォームの強みだ。

Flittoの翻訳スピードに加え、最も素晴らしいのは同プラットフォームからお金を稼ぐことができるという点だ。インドネシア語から英語、英語からインドネシア語に翻訳するだけで1ヶ月300米ドル稼いだインドネシア人少女がいる。彼女はFlittoで1日にたったの30分しか作業していない。

打倒Google翻訳に向けて

例えば私のようにバイリンガルな人なら、Googleは世界中の本をハックし、機械が言語と文法を学んでGoogle翻訳が少しずつ良くなっているとわかるはずだ。しかし、どんなにGoogleが学習しようと実際の人間には到底かなわない。ロボットより機械仕掛けのトルコ人にお願いした方がいい。どんなに優れたCPUがあろうとも、人間の言語機能の処理は今のところどんなコンピュータよりも緻密なのだ。

Lee氏は、Google翻訳とFlittoを漫画翻訳で対決させて見せてくれた(そうだ、お気に入りの漫画も翻訳できるわけだ!)。すぐに、あるユーザからベトナム語に翻訳された英語のフレーズが送られてきたので、それをGoogle翻訳の結果と比べてみた。Flittoの翻訳のほうが断然良い。それでもなおFlittoには安全装置としてGoogle翻訳が組み込まれている。依頼者が人的要素を信用していない時のためだ。

ポイントの仕組みとお金を稼ぐ方法

現在Flittoはベータ版を世界各国にローンチしており、この先ユーザベースもある程度拡大していくはずである。現在、全てのユーザはポイントシステムを利用している。ユーザはポイントを購入して翻訳依頼に引き換えたり、翻訳の報酬をポイントで受け取ることができるようになっている。時間があり、2か国語に精通している人にとっては、簡単にお金を稼ぐことができる。またFlittoは、評価システムによってユーザベースも管理している。

もし翻訳者のあなたが良い翻訳をして、あなたの翻訳が一番のお気に入りとして依頼者から選ばれた場合に、ポイントを獲得することができる。これらのポイントは、PayPalや銀行口座経由で換金できるだけでなく、自身の総体的な評価も上げてくれる。このようにしてインドネシアの少女は1ヶ月に300米ドル稼ぎ、Flittoもまた、実際の報奨金を出すことで多くのユーザをプラットフォームに取り込んでいる。

ぜひ試してみてほしい。AndroidiOSから翻訳依頼や翻訳をすることができる。

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【via Tech in Asia】 @TechinAsia

【原文】