Seedstars Worldが東京イベントを開催、実店舗向け営業分析ソリューションのLocariseが日本代表の座を獲得

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※この記事は英語で書かれた記事を日本語訳したものです。英語版の記事はコチラから

Seedstars World は世界20カ国を巡って、有望なスタートアップを見つける活動だ。ここ日本では、金曜日、東京のベイフロントにあるインキュベーション・オフィス Samurai Startup Island で、地域予選イベントが開催された。

日本と海外から12以上のスタートアップが、スイス・ローザンヌで来年2月に開催される世界決勝を目指してピッチした。ピッチに参加したスタートアップのうち、3チームを以下に簡単に紹介したい。

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第1位: Locarise

locarise_screenshot-280x182Locarise は、実店舗向けの分析ソリューションだ。店舗の内部や周辺に小さなセンサーを設置し、店の前を何人が通過したか、何人のお客が来店したかなどの数値を自動的に収集する。システムのウェブベースのダッシュボードには、これらの数値に加え、滞留時間や再訪率などが表示される。複数の店舗を管理するビジネスオーナーにとっては、画面一つに複数点のKPI達成率をリアルタイムに知ることができる。

第2位: Eigooo

eigooo_screenshot-280x230Eigooo は、Line などのメッセージアプリにより、ネイティヴ・スピーカーとのチャットを通じて英語が学べるサービスだ。

日本の公立学校で英会話教師として働いていた Peter Rothenberg 氏がローンチした。

通勤時にモバイルでメッセージをやりとりした経験から、モバイルアプリを使ったメッセージングは外国語を習得する上でよい方法だと彼は確信した。

第3位: Infogra.me

infogra.me_screenshot-280x178Infogra.me は、いわば、インフォグラフィックのための Slideshare だ。自分のインフォグラフィックをアップロードし無料でき、自分のデータに基づいたインフォグラフィックの作成を同社に依頼することもできる。ウェブサイト、iOS アプリで、6カ国語で利用できる。

提供内容は、マレーシアの Piktochart に似ている。


私の見方では、この世界選手権ツアーは、世界的な起業家ネットワーク SandBox の支援を得て、よく組織されている。しかし、今回はまだ第一回であるため、このイベントがどの程度、世界のスタートアップ・コミュニティにインパクトを与えられるかは、まだわからない。

イベントのウェブサイトには、参加している都市で選ばれた多くのスタートアップを見ることができる。東京の次は、今週の金曜日にオーストラリアのシドニーで地域予選イベントが開催される予定だ。

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