シンガポールのビッグデータ系スタートアップCrayon Data、140万米ドル以上を資金調達

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Crayon Dataはシンガポール拠点のビッグデータ系スタートアップで、2回目の投資ラウンドで175万シンガポールドル(140万米ドル)を超える資金をエンジェル投資家から調達した。

投資家には、FabIndiaのマネージングディレクターWilliam Bissell氏、L Capital AsiaのCEOでLVMH Asia PacificグループのヘッドでもあるRavi Thakran氏、JFDIの共同設立者Meng Weng Wong氏、そしてStonewater Capitalの会長でWarburg Pincusでは以前ビジネスパートナーを務めていたErnest Pomerantz氏が名を連ねている。

「今回のラウンドでの成功によって、企業価値は2012年末に行った前回の投資ラウンドから75%上昇しました。」とCrayon Dataの設立者のSuresh Shankar氏は語った。

Shankar氏は、IBMが2009年に買収したテック系企業、RedPill SolutionsでCEOを務めていた。彼は、2011年までIBMと関わっていた。またオランダの銀行、ABN AMROにも在籍していた。

同スタートアップは、以前IBM、WiproやSun Microsystems等に在籍しビッグデータに夢中になっていた専門家が集まって2012年の終りに設立された。その後、シンガポールに留まることなく、インドの南部にあるチェンナイに開発センターを設立し発展している。

同社には主要製品が2つある。1つ目は、消費者や企業が物を購入する際、情報に基づいた賢い判断をするのに便利なSimplerChoicesエンジンだ。2つ目は、B2Bでの売上を増やしたり、販売情報を入手したり、需要を生み出すためのツール、One Analyticsだ。

同社は、2014年の初めにシリーズA投資で資金調達を計画している。

【via Tech in Asia】 @TechinAsia

【原文】

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