eコマースプラットフォーム「Shopify」がシンガポールとインドに続き、インドネシアとマレーシアでローンチ

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先月、カナダ発のeコマースプラットフォームShopifyが、アジアにおけるディストリビューションパートナーとしてシンガポールのSingTelと提携した。その後、同社はシンガポールとインドでローンチし、それぞれの国にローカライズしたeコマースを提供している。先日、(非公式なローンチだが)インドネシアとマレーシアにも展開する。

簡単に言うと、Shopifyではユーザが複数のテンプレートから自分のドメインに合うものを選んで簡単にオンラインショップを開設することができる。このプラットフォームは、ショッピングカートや決済方法、ブログ、配送サービスなど、eショッピングに欠かせない多数の要素を提供している。同社は店舗に対して、プランに応じた月額利用料を課金している。

ShopifyとSingTelがインドネシアに進出する理由は3つある。

  • ・大きなオンライン取引量 — インドネシアでは今年1900万を超えるオンライン取引が行われ、その規模は昨年の2億6600万米ドルのおよそ2倍となる4億7800万米ドルだ。
  • ・インドネシアは東南アジアで最大のオンラインユーザを誇る。
  • ・中産階級の消費者増大に伴い、インドネシアのブランドや小売業者には大きな成長機会が見込まれている。

ローカライズされたアプローチ

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インドネシアへの拡大に向けて、SingTelのローカルパートナーは、Ideosourceの創業者Andi S. Boediman氏率いるIdeoworks.coというeコマースエージェンシーだ。Shopifyのインドネシアにおけるローカライズ作業には、言語サポート、銀行振込や代金引換(近日導入予定)などの支払いチャネル、配送がある。Ideoworksは数々のワークショップを通じてShopifyのプラットフォームのマーケティングをサポートするとともに、ローカルサポート機能の面でも手助けしている。

チームはShopifyの店舗に対して2つの面白いサービスを提供している。1つ目は、同チームがインドネシアの配送業者と交渉し、Shopifyの店舗に通常より良いレートを提供しているということ。2つ目は、インドネシアの中間所得者層が運転手やメイドに慣れている(または彼らが付加サービスに対して喜んでお金を払う)という事実から、Shopify上に完全カスタマイズ型のウェブサイトをある程度の費用で提供するオプションを用意しようとしていることだ。これは自分のeストアを開設するのが面倒だと思っているユーザには良いオプションだ。

潜在的なライバル?

前述のとおり、Shopifyは同プラットフォームを利用してショップを開設するユーザに課金している。現在インドネシアには、TokopediaやBukalapakマーケットプレイス、C2CフォーラムのKaskus、Craigslist風のTokoBagus、Berniagaといった無料で利用できるローカルのeコマースプラットフォームがかなり多いが、Shopifyの入り込む余地はあるのだろうか?SingTelのLoo Cheng Chuan氏はイエスだと言う。

Chuan氏によると、Shopifyは他のeコマースサイトとはかなり異なる製品を提供しているという。他のeコマースサイトでお店を開くことは、巨大なスーパーマーケットやショッピングモールの中でお店を開くようなものであるのに対して、Shopify上にお店を開くことはショッピングモールの他の店からの雑音などが聞こえてこないような場所で物理的に自分の店を開くようなものだと同氏は続ける。両者は異なる産業に属しているのだ。

インドネシアにおいてShopifyの最大のライバルはJejualanとPixtemだろう。前者は店舗に対して月額6万インドネシアルピア(5米ドル)から、後者は年額50万インドネシアルピア(45米ドル)から課金している。Shopifyの1番安いプランで月額14米ドルだ。SingTelとIdeoworksと組んだShopifyには、この分野においてこれら2つのスタートアップより明らかに多くの資金と経験がある。

次のターゲット:マレーシア

シンガポール、インド、インドネシアに続いて、Shopifyはマレーシアでの公式ローンチを計画している。インドネシアとマレーシアでのローンチはシンガポールやインドよりは後になるが、ローカライズ版サイトは既に先月から利用可能となっている。

Chuan氏によると、今後1~2年のうちにSingTelはアジア太平洋地域、特に前述の4ヶ国で2万~3万程のショップをShopify上に集めたいとしている。同氏はインドネシアにおけるビジネスはとても上手くいくだろうというチームの考えを強調した。だから彼らはここに居るのだと。

【via Tech in Asia】 @TechinAsia

【原文】

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