安価になったA/Bテストをスタートアップは利用するべき

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つい最近まで、A/Bテストは費用がかかるため大企業のみに限定されたサービスであった。しかし、先月のChina Axlr8r Demo Dayでアクセラレータ出身のSplitforceは小中規模のアプリ開発者が簡易版のA/BテストSDKを商品に組み込める方法を提示した。

一日のアクティブユーザが1,000人までのアプリには無償で提供される。Splitforceは2つのバリアントの同時テスト能力(例えば、同じアプリを立ち上げた2つの携帯電話に赤と青のボタンが表示されるなど)とリアルタイムの分析で、競合他社との差別化を図っている。

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同社はDemo Dayにて良い反応を多く得た。元Axlr8rのメンターからはSilicon Valleyに商品をコピーされるのは時間の問題だ、とのコメントがあった。Splitforceにとっては前途多難な話だが、それらを利用する企業にとってはサービスの競合が増えれば費用がさらに下がることになる。改良を重ねるA/Bテストの活用が容易になるにつれて、スタートアップの商品の質も高まるはずだ。

価値は細部にこそ潜む

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このトレンドに乗らない開発者はいずれも不利になるだろう。そんなに重要ではないと思っているなら、Exchangerを制作している東京拠点のスタートアップMetapsが紹介する以下のスライドをチェックしてみるとよい。

Exchangerを使うと、Androidアプリに広告を表示する際、アプリのアイコンがもう1つのExchanger統合アプリに表示される。このモバイル広告サービスはA/Bテストの能力をいくらか備えているが、アプリのアイコンと同じくらい単純なもので操作される限定的な細部の重要性について説明している。

【via Tech in Asia】 @TechinAsia

【原文】

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