Freelancerが1400万米ドルの調達に向けてオーストラリア証券取引所にIPOを申請

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Freelancer.com_

グローバルアウトソーシングマーケットプレイスのFreelancer.comが買収ではなくIPOの申請に乗り出した。

オーストラリアを拠点とするFreelancer.comは先日、オーストラリア証券取引所(以下ASX)に新規株式公開を申請すると発表した。 証券取引所ではFLNとして知られる同社は、これで1500万豪ドル(1420万米ドル)を調達すると明かした。新株3000万株は1株あたり0.5豪ドルで一般向けに販売される予定である。

TechCrunchによれば、FreelancerはIPO目論見書にて、2013年の売上が1830万豪ドル(1730万米ドル)になると予想している。同プラットフォームの評価額は2億1800万豪ドル(2億600万米ドル)だとされている。

900万人を超えるユーザと490万のプロジェクトがあることから、同オンラインマーケットプレイスはこれを12億豪ドル(11億米ドル)以上の価値があるとしている。同社に投資希望の登録ユーザは、「Freelancer Foundation Shareholder Program」のもと優先的なカスタマーサポートや登録済み株主であることを示す特有のバッジ、プロジェクトやコンテスト手数料から5%の割引を受けることができる。

Freelancer

さらに、ユーザへの還元だけでなく、同社はそれとは別に新たな510万株を従業員持ち株制度のもと有資格従業員のために確保する予定だ。

IPOに向けて、買収の申し入れを取りやめ

先月、e27は日本拠点の求人ポータルのリクルートがFreelancer.comに4億米ドルで買収を申し出たというニュースをお伝えした。CEO兼会長であるMat Barrie氏によると、同社は様々な選択肢について数年にわたって熟考してきたが、最終的にASXへの上場を追求すると決めたのだという。同氏はさらに、

「FreelancerがASXを実行可能な資金源とするにあたり、他のテクノロジー企業の先駆者になれる可能性があると信じています。」

と語った。

【via e27】 @E27sg

【原文】

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