iPad版Opera、モバイル優先ユーザ用インターネットブラウザ「Coast」

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OperaのCoast担当ヘッドのHuib Kleinhout氏がモバイル用ブラウザーの再設計に取り組んだのはなぜだろうか?

Netscapeのような犠牲を過去に出しながらもブラウザー戦争は続いている。モバイル機器の出現によって新しい競争が生まれている。AppleとGoogleは常に競い合い、全ての機器においてユーザが同じようにブラウジングできる方法を提供してきている。一方、Dolphinなどの企業は、ユーザからの異なったニーズに応えようとしている。

OperaやOpera Miniブラウザーで有名なOperaがiPad用に「Coast」という新しいモバイルブラウザーをローンチした。このプロジェクトはOperaのエンジニアでチームマネージャーであるHuib Kleinhout氏が、エンジニア部門のトップにモバイル専用ブラウザーの開発を提案したことから始まった。例えば戻るボタンや進むボタン、そしてURL検索バーに至るまで、デスクトップにおける多くのレガシーがブラウザーによってモバイルに受け継がれてしまうと彼は考えていた。

Kleinhout氏はオランダの人口2,000人ほどの村Varikの出身だ。川から数百メートルに位置していたため、1995年には洪水で流される恐れがあり、村全体が避難せざるを得なかった。Kleinhout氏はEindhovenで学び、技術科学と社会科学という分野で修士号を取得し、Philips Researchで学位論文をまとめた。EindhovenとPhilips Researchでデザインを重視した時期が彼にインスピレーションを与えた。

「この環境では、何千人ものエンジニアが研究開発のプロジェクトに取り組んでいて、新しいものを発明することが全てでした。」

Kleinhout氏は、Philips Researchのマルチタッチの基礎を作った複数の特許の共同発明者でもある。

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Operaにて、Kleinhout氏はタブレット向けブラウザーの設計を試みた。そのデザインからすると、Coastはモバイルを優先して使用する人向けのブラウザーのようだ。OperaとGoogleの検索を使うことで、ウェブページはただのページではなく「アプリ」として表示される。同ブラウザーはスピードダイヤル機能、お気に入りのページにすぐアクセスできる一連のビジュアルブックマークを使用している。

このアプリの優れたところは簡易なシェア機能、ウェブへのリンクや写真で、従来の「進む、戻る」ボタンではなく、WWWをナビゲートする動きに高いレベルで依存しているということだ。モバイルユーザは、モバイルオペレーティングシステムと同様のユーザエクスペリエンスを実感できるだろう。

Coastは2週間ほど前にiPad用にローンチされた。アジア太平洋地域担当シニアコミュニケーションマネージャーであるPeko Wan氏は

「Coastは重要な市場であるシンガポール、ベトナム、インドネシア、フィリピンなどの東南アジア地域で、ライフスタイルアプリとして大変好評を頂いています。」

と述べた。Coastはモバイルブラウザー界を牛耳ることができるだろうか?Kleinhout氏は、モバイルインターネットブラウザーへの新しい取り組みに対して前向きであると考えている。

「Operaでは、こんなことだってできるんです。」

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OperaのiPad版「Coast」のダウンロードはこちらから。

【via e27】 @E27sg

【原文】