シンガポールにおける仮想通貨「Bitcoin」の状況

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Bitcoin
Bitcoinについてもっと知識を深めよう。Bitcoinはシンガポールで人気の高まっている仮想通貨だ。シンガポールに住む起業家David Moskowitz氏はBitcoinのファンだ。同氏はBitcoinを所有し、またBitcoinに関するサイト「coinrepublic」を運営している。

Straitsなどのシンガポールのメディアに掲載されたいくつかの記事や意見を読んで、そろそろBitcoinに関する事実を明確にするべき時だと感じた。シンガポールでBitcoinが論じられる際によく挙げられる疑問点を紹介しよう。

シンガポールでBitcoinを使用するのは合法か?

合法である。シンガポール金融管理庁(MAS)は仮想の通貨を規制しないこと、そして商取引でBitcoinを支払手段として受け入れることは可能だと述べている。ただ、MASはBitcoinを使う取引先企業が存在しないことでBitcoinの運営が中止された場合、Bitcoinは価値を失うことになると警告している。

しかし、私は従来のストアードバリューの方法とは異なり、中心的な出資者が破産したり国が債務不履行になったりして貨幣価値が下がるようなことはないので、分散的でピアツーピアのBitcoinを受け入れる店や人がいる限り、Bitcoinは価値があるだろうと考える。

なぜBitcoinは気を付けなければならないのか

Bitcoinは「羽根のついた現金」だ。国境を越え、銀行を介さずに個人間で送金し合える。現金のように国際的で、遅滞のない個人取引が可能だ。

    ・モバイル性:旅行の際にも、モバイルウォレットにBitcoinを持ち歩くことができる。ただし必ずそのバックアップは取るべきだろう。

    ・フリクションレス・ファイナンス:店と消費者は従来の決済方法よりも低いコスト(0%から1%)でBitcoinを送ったり受け取ったりできる。中央集中型のクレジットカードやPaypalなどのシステムではそれぞれ3%~8%もの手数料がかかる!多くの店がBitcoinを熱心に支持しているので、Bitcoinの価値も上がり、その結果カスタマーの手数料負担が軽くなると信じている。

    ・安全性:クレジットカード取引とは異なり、個人のクレジットカード情報やcsvコードなどが不要である。そのため情報盗難や望まない課金に対する脆弱性はない。また、現金とも異なり、Bitcoinウォレットはバックアップを取ることができるので、モバイルウォレットを紛失したり盗難されたりしてもお金を取り戻すことができる。

Bitcoinがあれば何が買える?

シンガポールでBitcoinが利用できる店はまだまだ少ないが、増加している。Amazonや他の大型店といった場所で、ギフトカードの購入にBitcoinを利用することもできる(gyft.comを参照)。特に少額の支払いにおいて手数料が少なく済むので、多くのゲームサイトはBitcoinの使用を推奨している。

これにより、一つひとつのコンテンツに発行元が数セントあるいは数ドルといった利用料を課すことができ、ゲームユーザは世界中のどこからでもサービスを早く安く受けることができる。

投資?それもと貯蓄としての利用?

その両者と言えるだろう。しかしながら、Bitcoinを購入し資産の一部として保有するにはリスクがある。Bitcoinは決められた分しかマイニングされない。2,100万が上限だ。1,200万が現在利用可能で、残りは今後百年以上にわたってマイニングされる。需要が安定して増加しているので自然なデフレだ。全ては平等であり、Bitcoinの価値は(政府が発行する)不換通貨に比例して増加するべきだ。そうはいっても、やはり全てが平等なわけではない。

Bitcoinを購入した価格も上下するだろう。過去5年間でいくつかの上がり下がりを見てきた。多額のポートフォリオを投資の一環としてBitcoinにつぎ込むことはおすすめしない。だが、ロングテールとして1%の配分は投資してもいいだろう。Bitcoinは中央政府や中央銀行の管理下にあるわけではないので、適切な蓄えを取り上げられることはない。(キプロスにおける銀行での貯蓄と違って、他のEU政府は「差し押さえ」のための法整備に乗り出している。)

ただ犯罪やマネーロンダリングに使われるのではないのか?

これはタイトルとしてはいいものだが、まったく真実ではない。ドラッグ取引は世界全体のGDPの1%であるのに対し、Bitcoin取引の0.5%がドラッグ取引に使われたことが示されている。100米ドル紙幣の90%はコカイン関係で、HSBCはマネーロンダリングを手助けしたとして19億米ドルの罰金を支払った。Bitcoinの時価総額は13億米ドルにすぎない。

シンガポールでBitcoinはなかなか手に入らない

シンガポールにおける現在のBitcoin市場はまだ小さく、換金もまだまだ難しい。現地シンガポールの取引所であるFYBSGは、トレーディングプラットフォームを共有するようなBitcoinの売買を認めている。興味が増すにつれて取引高も増えるとみられ、売買の拡散は減少する。 シンガポールを拠点とする起業家たちは、オンライン上で、もしくはATMを使って換金できるようBitcoinの購入をもっと簡単にできないか取り組んでいるところだ。

シンガポールにおけるBitcoinについてさらに詳しい情報はFacebookのページを参照してほしい。また、直接Bitcoinが購入できるミートアップもある。

【原文】

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