Gunosyは11月1日、パフォーマンス型広告の「Gunosy Ads」を11月5日から開始すると発表している。Gunosyユーザーの興味関心データに基づいた25のクラスタに対して広告配信が可能で、各ユーザーにパーソナライズされた話題の画面に表示されることになる。販売はCPC(クリック課金)としている。
また今日公開になった広告資料によれば、Gunosyは10月6日に100万インストールを達成したことも明らかにしている。
Gunosyが広告を開始するーーこれには二つの意味合いがある。ひとつは新しいニューステクノロジーのビジネスモデル、特に広告パフォーマンスが明らかになるということ。そしてもうひとつは、共同代表としてスタートアップの現場に戻って来た元アトランティス、木村新司氏の本格始動だ。ご存知の通り、木村氏は国内アドテクノロジーの第一線で戦って来た人物だ。
そして早速、少し目を疑う結果に驚く。下のグラフを見て欲しい。
既にGunosy Adsはテストマーケティングを10月に開始しており、ソーシャルゲーム、オンラインコマースなどの商材で配信を実施していた。その時のパフォーマンス結果がこれだ。CTR(クリック率)、CVR(コンバージョン)共に見たことがない数字が並んでいる。CVRに至っては平均して10%を超える結果だ。
残念ながらImpressionなどの母数は非公開という条件でこのグラフの提供を受けているので、全体量が増えた時にどういう結果になるのかはまだ未知数だが、いろいろ割り引いてこの情報を見たとしても、大変興味深い結果であることは間違いない。
本件に関連して木村氏に、今後のGunosyの戦略や広告への考え方、個人投資家、起業家として現場に復帰したことなどをインタビューしてある。近日中に公開する予定だ。
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