初回利用の7割がリピートーースマホ時代の小型店舗向CRM「O:der(オーダー)」のAndroid版が公開

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以前紹介した小型店舗向けCRMのモバイルウォレットサービス「O:der(オーダー)」が好調の様子だ。

同サービスを提供するShowcase Gigは11月6日、予定していたAndroid版の提供を開始すると発表した。また、同時にテイクアウトの予約注文が可能なバージョンアップも実施している。

現在O:derが利用可能な店舗はFIAT CAFFÉや青山Indigoなど青山・渋谷・恵比寿を中心に8店舗となっており、11月末までに20店舗へと拡大するとしている。なお、店舗向けのCRMツールは引き続きiOSのみでの提供となる。同サービスを詳しく知りたい方は下記の動画ご覧頂きたい。

さてさて。どうやらO2Oにとってスマホシフトは追い風らしい。今回のバージョンアップに合わせて、Showcase Gig代表取締役の新田剛史氏に7月の公開後の実際の店舗利用状況を聞いたのだが、なかなかの反応が得られてるらしい。

例えばO:derを導入しているある店舗では、初回利用ユーザーの7割近くがその次もO:derを使って2〜3日後に来店しているのだという。

「実は結構な数の問い合わせを頂いているのですが、 まだハンバーガー系、ジュース・スタンド系などテイクアウトに特化した業種に絞って他の方にはお待ち頂いている状況なんです。

ユーザーの利用シーンとしてはスタンプを集めたり、プレオーダーしたりと、予想以上にセッション回数が多い印象ですね。お店に行こうかなって思ってる時間にどうやら使ってる様子です」(新田氏)。

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今回追加される予約注文機能は地味だがなかなか面白い。ユーザーがアプリから予約注文を実施してテイクアウトの時間を指定すると、店舗側に「電話で」注文が入る仕組みになっている。

O:derは小さな店舗がターゲットになっている。注文をメールやアプリ内で完結しては店舗側のオペレーションに乗らない可能性が高い。一方電話であれば通常の対応でも可能だ。この仕組みにはクラウド電話APIのTwilioが使われているそうだ。

今後はユーザーがどんどん注文して来店するサービスにしていくというO:der。小規模店舗向けのスマートフォン・CRMソリューションという新たなカテゴリが生まれるのか、引き続きウォッチしていきたい。

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