韓国のモバイルゲーム市場は日本の7分の1に留まるものの、世界で最も活発なゲーム市場の1つである。日本のゲーム会社や市場が衰退しているのに対し、韓国市場は右肩上がりである。
韓国コンテンツ振興院(KOCCA)の報告書には、現在成長中の韓国のゲーム業界の詳しい情報がいくつか掲載されている。その中でも以下が特筆すべき事柄だ。
- 韓国のゲーム市場は総額で91億6,000万米ドル相当である。
- 国内のモバイルゲーム市場による総売上は7億5,400万米ドルに達した。
- モバイルゲーム市場は2011年に33.8%成長した。
- 韓国のゲームを輸入している国のトップ2位は中国(38.2%)と日本(27.4%)である。
- 平均して韓国人は1日につき1時間以上ゲームをする。
- オンラインゲームプラットフォームが優勢で、ゲーム市場全体の43.9%以上を占める。
- ロールプレイングが韓国で最も人気のゲームジャンルである。
対して日本のゲーム業界は、昨年度の成長率はわずか1.2%であった。日本市場全体で見ると、46億米ドルの価値がある。一方、韓国のゲーム市場は10.8%成長した。現状、日本のゲーム市場は多くの問題に直面している。GREE、DeNA、そしてSonyや任天堂のような大手企業さえ、成長鈍化に苦しんでいる。
上記の数字に示されるように、オンラインゲームが韓国、特にKakaoのような韓国国内でモバイルゲームの最先端を行くモバイル企業にとって、明確な未来を担うものになると予想される。
昨年4,500万米ドルの収益を上げたKakao(カカオ)は、メッセージプラットフォームとして韓国のモバイルゲーム市場のリーダーであるようだ。また、Androidが強い韓国においては、Google PlayストアもダウンロードやARPU向けの巨大なモバイルゲーム市場となっている。
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