高機能で美しいアンケートフォームを提供する「CREATIVE SURVEY」、差別化戦略と抱負を語る

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※この記事は英語で書かれた記事を日本語訳したものです。英語版の記事はコチラから

近年、市場には、Survey MonkeyTypeform など多くのオンライン・アンケートツールが出回っている。しかし、先日の TechCrunch Tokyo のイベントに参加したとき、日本の新しい競合を見つけることができた。CREATIVE SURVEY といい、その名は競合との差別化のスタンスを物語っている。

CREATIVE SURVEY のチームは、渋谷にあるウェブサービス会社 FOURDIGIT DESIGN の一部門として、現在4名が活動している。彼らは2011年から企業向けにデザイン調査のプロダクトを提供してきたが、誰もが使えるライト版の需要が大きいことがわかった。これを受けて先月 CREATIVE SURVEY をローンチ、これまでに獲得したユーザは 1,100人と順調な滑り出しである。この状態が続き、無料ユーザの間で DropBox のような不可欠な存在になれば、将来、有料ユーザの増加につながると期待している。

しかし、日本に約65,000人のユーザがいる Survey Monkey や、先月アンケートツール Questantローンチした市場調査大手マクロミルなど競合のいる中、これから続く戦いは容易なものではない。

CREATIVE SURVEY は、どのようにしてこの接戦を乗り切るのだろう。プロジェクトリーダーの田口亮氏は、デザインの美しさが優れていることを強調した。彼はカスタマイズされた背景画像を使ったアンケートの例をいくつか見せてくれた。いずれも、閲覧するインターフェースにマッチしたものだった。質問に答える手順は極めて簡単で、どんなモバイルデバイスでも容易に閲覧することができる。

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自動車に関するアンケート。スライダーを左右に動かして回答することができる。

では、Typeform との違いは何だろうか。Typeform もまた、よく目にとまるアンケートツールだ。田口氏は Typeform はいいツールだが、CREATIVE SURVEY ほどの高度な質問ロジックを実現することはできない、と語った。この種のライト版のソリューションを求めるユーザが、そのような複雑さを必要とするかどうかは疑問だが、必要とする人には、CREATIVE SURVEY の存在を知っておいた方がよいだろう。

CREATIVE SURVEY のチームは、2014年の春に海外進出を予定するなど、来年にはいくつか面白い計画を検討しているようだ。数ヶ月後、CREATIVE SURVEY からのニュースに注目しよう。

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